本文へジャンプします。

【重要なお知らせ】サービス統合に基づくサービス名称の読み替えのお願い(2024年4月1日)

2024年4月1日をもって、「ニフクラ」は、「FJcloud-V」に統合し、名称を変更しました。
当サイトのアドレス(ドメイン名)に含まれる「nifcloud.com」は現時点では変更はございませんが、
各ページに記載の「ニフクラ」「NIFCLOUD」「nifcloud」は、「FJcloud-V」に読み替えていただきますようお願いいたします。

ニフクラ ユーザーガイド

VMイメージの作成方法

VMインポートで利用するOVFテンプレートを作成するために、以下の順番に設定を行ってください。

OVFファイル

仮想マシンの設定

仮想マシンの「設定の編集」により、以下の設定を行ってください。

項目 設定内容 ovfファイルのパラメーター(設定例) 説明
CPU 変更しない - VMインポートする際に修正されるため設定変更は不要です。
メモリ 変更しない - VMインポートする際に修正されるため設定変更は不要です。
ハードディスク 1 OVFファイルの通過条件に記載の 「VMDKファイルのサイズチェック」を参考にサイズを指定する。

<References>と<DiskSection>の次の値を利用します。

  • ovf:size=“1314489344”
  • ovf:capacity=“30”
  • ovf:capacityAllocationUnits=“byte * 2^30”
  • 許可されているサイズを超える場合、VMインポートに失敗します。
  • ovf:sizeの記載がない場合、VMインポートに失敗します。
  • ovf:sizeは、vmdkファイルのファイルサイズ(単位はbyte)になります。
  • ovf:capacityはプロビジョニングサイズになります。
    • 単位はovf:capacityAllocationUnitsで指定します。
仮想デバイス ノードはSCSI コントローラにする。 - IDEの場合、VMインポートに失敗します。
仮想デバイス ノードはSCSI(0: 0)にする。 <rasd:AddressOnParent>0</rasd:AddressOnParent> SCSI(0:1) のままVMインポートし、後に増設ディスクをアタッチすると、 増設ディスク側をブートデバイスとして認識し、OS起動に失敗します。
ハードディスク 2以降 削除する。 - 2つ目以降のハードディスクが存在するとVMインポートに失敗します。
SCSI コントローラ 1つのみ接続されている状態にする。 - -
ネットワークアダプタ 1 アダプタタイプはVMXNET3かE1000を設定する。
| <rasd:ResourceSubType>VmxNet3</rasd:ResourceSubType>
| VMインポートする際に削除され、再作成されます。 ※ Windows Server 2012以降、E1000はサポート対象外です。
| ※ 再作成によりMACアドレスは変更されます。 |  詳細はBroadcom社のサイトをご確認ください。 | |
ネットワークアダプタ 2 アダプタタイプはVMXNET3かE1000を設定する。 <rasd:ResourceSubType>VmxNet3</rasd:ResourceSubType> VMインポートする際に削除され、ネットワークの指定があれば再作成されます。 再作成によりMACアドレスは変更されます。
ネットワークアダプタ 3以降 削除する。 - VMインポートする際に削除されます。
ビデオカード 「カスタム設定の指定」に設定する。 <vmw:Config ovf:required=“false” vmw:key=“useAutoDetect” vmw:value=“false”/> 「設定の自動検出」の場合、VMインポートに失敗する可能性があります。
ビデオ メモリの合計は128MB以下に設定する。 <vmw:Config ovf:required=“false” vmw:key=“videoRamSizeInKB” vmw:value=“4096”/> ビデオ メモリの合計が128MB以上の場合、VMインポートに失敗する可能性があります。
CD/DVD ドライブ CD/DVD ドライブ デバイス モードは以下どちらかに設定する。 ESXiのHost Clientの場合、クライアントデバイスが選択できないため、 直接OVFファイルを編集し、左記どちらかの設定内容に編集してください。
  • 「クライアントデバイス」
  • <rasd:ResourceSubType>vmware.cdrom.remoteatapi</rasd:ResourceSubType>
  • 「パススルー CD-ROM」
  • <rasd:ResourceSubType>vmware.cdrom.remotepassthrough</rasd:ResourceSubType>
互換性

仮想マシン バージョンは以下の範囲で設定する。

  • vHW7(ESX/ESXi 4.0以降)
  • vHW8(ESXi 5.0以降)
  • vHW9(ESXi 5.1以降)
  • vHW10(ESXi 5.5以降)
  • vHW11(ESXi 6.0以降)
  • vHW13(ESXi 6.5以降)
  • vHW14(ESXi 6.7以降)
  • vHW15(ESXi 6,7 U2以降)
  • vHW17(ESXi 7.0以降)
  • vHW18(ESXi 7.0 U1以降)
  • vHW19(ESXi 7.0 U2以降)
<vssd:VirtualSystemType>vmx-13</vssd:VirtualSystemType> 左記以外の仮想マシン バージョンの場合、VMインポートに失敗します。
電源管理

スタンバイ応答は以下に設定する。

  • 「ゲスト OS をスタンバイ モードにして、仮想マシンをパワーオンのままにします。」
<vmw:Config ovf:required=“false” vmw:key=“powerOpInfo.standbyAction” vmw:value=“checkpoint”/> スタンバイ応答の設定が「仮想マシンをサスペンドする」になっていると、 ゲストOSがスリープになるとサスペンド状態となり、コントロールパネルからの操作が不可となります。
起動オプション ファームウェアはBIOSもしくはEFIに設定する。 <vmw:Config ovf:required=“false” vmw:key=“firmware” vmw:value=“bios”/> -
OVFテンプレートの作成

VMインポートで利用するOVFテンプレートの作成は、以下のBroadcom社のサイト「OVF テンプレートのエクスポート」の手順をご確認ください。
VMware® Cloud Infrastructure Software - Export an OVF Template

ovftoolによるエクスポートを行う場合
  • Open Virtualization Format Tool (ovftool)を利用してOVFテンプレートを作成することも可能です。

  • 以下のBroadcom社のサイトの「Open Virtualization Format Tool (ovftool)」の手順をご確認ください。
    VMware {code}

  • 以下はコマンドの実行例になります。

    $ ovftool vi://username:pass@my_vcenter/my_datacenter/vm/path/to/my_vmname my_vmname.ovf
vSphere 6.7以降の環境からエクスポートする場合の注意事項
  • OVFテンプレートの作成後、ovfファイルをエディタで開き、以下のラインを削除してください。

    <File ovf:id="file3" ovf:href="<VM Name>.nvram" ovf:size="8684"/>
    <vmw:ExtraConfig ovf:required="false" vmw:key="nvram" vmw:value="ovf:/file/file3"/>
注意事項
  • 仮想化基盤は定期的にアップグレードを実施しています。
    アップデートの影響で、過去にインポートが成功したovfファイルでもイレギュラーなデバイス構成があると失敗します。失敗した場合はovfファイルの構成を再度確認してください。

OSの設定

  • OSの起動をVMware Tools経由にてIPアドレスが取得出来ることで判断しています。
  • そのため、以下の設定を行ってください。
    • ネットワーク設定はDHCPを有効、または静的IPアドレスを設定していること(詳細は下記参照)
    • VMware Toolsをインストールし、VMware Toolsが自動起動となっていること
    • 利用していないインターフェイスがある場合は、VMware Toolsの設定で特定のインターフェイスを除外する
  • 必須バージョンに満たないVMware Tools/open-vm-toolsを利用した場合、コントロールパネルおよびニフクラ APIが正常に動作しない場合があります。VMware Toolsの必須バージョンについては、以下をご確認ください。
  • ニフクラの以下の機能を利用する場合は、OS初期化スクリプトのインストールを行ってください。
  • VMインポートに失敗したサーバー(コントロールパネルにて「インポートエラー」と表示されたサーバー)は、3日で自動削除されます。
    • 3日以内であれば、コンソールにてVMインポートに失敗したサーバーに接続し、OSの設定を修正し、再インポートすることが可能です。
ネットワークの種類とOSの設定について

ネットワークの種類ごとに必要なOSの設定は以下の通りです。

VMインポート>サーバー設定>ネットワーク VMインポート>サーバー設定>ネットワーク>IPアドレス OSの設定 説明
共通グローバル 自動割り当て、または付替IPアドレス DHCPを有効 DHCPによるIPアドレスを取得する設定になっていない場合は、VMインポートに失敗します
共通プライベート 自動割り当て、または付替IPアドレス DHCPを有効 DHCPによるIPアドレスを取得する設定になっていない場合は、VMインポートに失敗します
プライベートLAN 自動割り当て DHCPを有効 DHCPによるIPアドレスを取得する設定になっていない場合は、VMインポートに失敗します
指定する DHCPを有効 DHCPによるIPアドレスを取得する設定になっていない場合は、VMインポートに失敗します
指定しない DHCPを有効、または静的IPアドレスを設定 IPアドレスの設定有無によらず、VMインポートは成功し、サーバーのステータスはオンラインとなります
IPアドレスが自動割り当てとなっているネットワークの場合
  • DHCPによりIPアドレスを設定しているネットワークについては、DHCPによるIPアドレス取得ができるようにする必要があります。
  • 以下の設定を行ってください。
    • ネットワーク設定はDHCPを有効にする
    • サーバーに適用するネットワークを2つ指定する場合は、すべてのインターフェイスでDHCPを有効にする
    • DHCPによるIP取得が行えるように、ネットワーク設定でMACアドレスなどの固有設定を削除する
    • DHCP クライアントが自動起動になっていること
    • OSのファイアウォールで外部からのDHCP Client宛ての通信(UDP68番)、内部からのDHCP Server宛ての通信(UDP67番)が許可されていること
IPアドレスが静的割り当てとなっているネットワークの場合
  • プライベートLANにてIPアドレスを指定しないを選択した場合は、静的IPアドレスを利用することができます。
  • プライベートLANにて利用可能なIPアドレスについては、以下をご確認ください。

クラウド技術仕様/制限値(ネットワーク:プライベートLAN)

  • プライベートLANにてIPアドレスを指定しないを選択し、OSの設定にてDHCPを有効にしたVMをインポートした場合は、インポートに時間がかかり、インポート後はサーバーのステータスが異常ありと表示されます。
  • サーバーに適用するネットワークを2つ指定する場合は、1つ目のインターフェイスはDHCPを有効、2つ目のインターフェイスはDHCPを有効または静的IPアドレスを設定します。
    • ネットワークの順序とOSのインターフェイスのマッピングがずれる可能性があり、自動割り当てのネットワークに静的IPアドレスが設定されると、VMインポートに失敗する可能性があります。
    • コントロールパネルからネットワークのMACアドレスを確認することができるため、コンソールにてサーバーに接続し、ipコマンド等でネットワークの順序とOSのインターフェイスのマッピングの状態を確認することができます。
    • もしネットワークの順序とOSのインターフェイスのマッピングを任意に行いたい場合は、udevを利用することで修正することができます。
ネットワーク設定の削除とDHCPの設定

以下は、IPアドレスが自動割り当てとなっているネットワークを利用時の設定例になります。詳細は対象OSのドキュメントをご確認ください。

Red Hat Enterprise Linux/CentOS 7以降
  • 以下のコマンドを使って、永続的な udev ルールをすべて削除します。
# rm -f /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
  • /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth[x] を以下のように編集して、ifcfg スクリプトから固有のネットワーク情報を削除します。
DEVICE=eth[x]
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
#NETWORK=10.0.1.0       <- REMOVE
#NETMASK=255.255.255.0  <- REMOVE
#IPADDR=10.0.1.20       <- REMOVE
#HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx  <- REMOVE
#USERCTL=no             <- REMOVE
# UUIDなど、その他の固有な設定または不要な設定を削除します。
  • HWADDR または固有の情報が削除され、DHCP 設定が維持されていることを確認します。
DEVICE=eth[x]
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes
  • サーバーに適用するネットワークを2つ指定する場合は、すべてのインターフェイスでDHCPを有効にします。
# /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth[x]
DEVICE=eth[x]
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes
# /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth[y]
DEVICE=eth[y]
BOOTPROTO=dhcp
ONBOOT=yes
Ubuntu 18.04以降
  • /etc/netplan/[x].yamlを以下のように編集して、DHCP 設定が維持されていることを確認します。
network:
    version:2
    ethernets:
        ens[x]:
            dhcp4: true
  • サーバーに適用するネットワークを2つ指定する場合は、すべてのインターフェイスでDHCPを有効にします。
network:
    version:2
    ethernets:
        ens[x]:
            dhcp4: true
        ens[y]:
            dhcp4: true
  • DHCPによるIP取得にmachine-idが利用され、IPが取得できない可能性があるため、machine-idを削除します。
echo -n > /etc/machine-id
Windows Server 2016以降
  • コントロールパネルを開き、ネットワークとインターネット>ネットワーク接続からイーサネットを選択します。
  • イーサネットのプロパティを開き、「インターネットプロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択し、プロパティをクリックします。
  • 「IP アドレスを自動的に取得する」と「DNS サーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックを入れ、OKをクリックします。
  • サーバーに適用するネットワークを2つ指定する場合は、すべてのイーサネットで上記の対応を行います。
VMware Toolsの起動の確認
VMware Toolsから特定のインターフェイスを除外する設定
  • OS内にニフクラのネットワークと接続しないインターフェイスが残っている場合、VMware Tools経由にてIPアドレスが取得出来ない可能性があります。

  • VMware Tools 10.2.0以降では、VMware Toolsの設定で特定のインターフェイスを除外することができます。

  • 以下のBroadcom社のサイトの「Configure Network Interface Information」の手順をご確認ください。
    VMware® Cloud Infrastructure Software - Configure Network Interface Information

  • 設定例になりますが、/etc/vmware-tools/tools.confに以下の内容を追加します。

[guestinfo]
exclude-nics=docker*,veth*
OS初期化スクリプトのインストール
  • OS初期化スクリプトのインストールについては、以下をご確認ください。

クラウドユーザーガイド(コンピューティング:OS初期化スクリプトのご利用設定)



アンケート

サービス利用中のトラブルは、ニフクラサポート窓口にお願いします。

アンケートにご協力を

ニフクラ サイト内検索

ユーザーガイドメニュー

  • ツイッターでフォローしてください
  • ニフクラ公式フェイスブックページ
  • ※本ページ記載の金額は、すべて税抜表示です。
  • ※本ページ記載の他社製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です。
  • ※本ページの内容は、2025年2月21日時点の情報です。

推奨画面サイズ 1024×768 以上