マルチIPアドレスの設定方法
設定手順
サーバーでマルチIPアドレスを利用する場合の設定例を説明します。
- マルチIPアドレスグループを用意します。
- コントロールパネルから作成できます。
手順はクラウド操作方法ガイド(コンピューティング:マルチIPアドレス:グループ作成)を参照してください。
- コントロールパネルから作成できます。
- マルチIPアドレスを設定したいサーバーに、マルチIPアドレスグループを割り当てます。
- サーバーで利用中のグローバルIPアドレスは、マルチIPアドレスグループの割り当てとともに利用できなくなります。
SSHやリモートデスクトップ接続で作業するには、プライベート側のインターフェイスからログインする環境を用意するか、本作業中のみサーバーコンソールを利用してください。 - コントロールパネルから、利用したいマルチIPアドレスを含むマルチIPアドレスグループを、対象のサーバーに割り当てます。
手順はクラウド操作方法ガイド(コンピューティング:マルチIPアドレス:サーバーに設定する・サーバーから解除する)を参照してください。
- サーバーで利用中のグローバルIPアドレスは、マルチIPアドレスグループの割り当てとともに利用できなくなります。
- 対象のサーバーにログインし、OS上からIPアドレスを静的に割り当てる設定をします。
サーバーに割り当てたマルチIPアドレスグループ内のIPアドレスから、任意のIPアドレスを選択してください。
それ以外のIPアドレスを設定すると、ネットワークの遮断措置が施される場合があります。マルチIPアドレスグループ内で利用可能なIPアドレスと、設定に必要なサブネットマスク及びデフォルトゲートウェイのIPアドレスは、コントロールパネルから確認します。
手順はクラウド操作方法ガイド(コンピューティング:マルチIPアドレス)を参照してください。設定の対象となるインターフェイスは、コントロールパネルに表示されるMACアドレスと、OS上のMACアドレスを付き合わせて確認してください。
コントロールパネルからMACアドレスを確認する手順は、クラウド操作方法ガイド(コンピューティング:サーバーの詳細)を参照してください。Red Hat Enterprise Linux/Rocky/AlmaLinux 9.0 での
/etc/NetworkManager/system-connections/ens192.nmconnection
設定例
※お客様の構成によって内容は異なります。[connection] id=ens192 type=ethernet interface-name=ens192 [ethernet] [ipv4] # この例では 203.0.113.28/25, 203.0.113.42/25 だったとする address1=203.0.113.28/25 address2=203.0.113.42/25 # デフォルトゲートウェイを指定 gateway=203.0.113.1 dns=127.0.0.1; ignore-auto-dns=true [ipv6] addr-gen-mode=stable-privacy method=auto [proxy]
Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky/AlmaLinux 8.0 での
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens192
設定例
※お客様の構成によって内容は異なります。DEVICE=ens192 BOOTPROTO=none # 利用可能なIPアドレスからこのサーバーに設定するIPアドレスを指定 # この例では 203.0.113.28, 203.0.113.42 だったとする IPADDR1=203.0.113.28 IPADDR2=203.0.113.42 # サブネットマスクを設定 NETMASK1=255.255.255.128 NETMASK2=255.255.255.128 # デフォルトゲートウェイを指定 GATEWAY1=203.0.113.1 DEFROUTE=yes ONBOOT=yes PEERDNS=no DNS1=127.0.0.1
すべてのIPアドレスを解除する手順
サーバーでマルチIPアドレスの利用をやめる場合の設定例を説明します。
- 対象のサーバーにログインし、OS上からIPアドレスをDHCPによって割り当てる設定をします。
Red Hat Enterprise Linux/Rocky/AlmaLinux 9.0 での
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens192
設定例
※お客様の構成によって内容は異なります。[connection] id=ens192 type=ethernet interface-name=ens192 [ethernet] [ipv4] dns=127.0.0.1; ignore-auto-dns=true method=auto [ipv6] addr-gen-mode=eui64 method=ignore [proxy]
Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky/AlmaLinux 8.0 での
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ens192
設定例
※お客様の構成によって内容は異なります。DEVICE=ens192 BOOTPROTO=dhcp ONBOOT=yes PEERDNS=no DNS1=127.0.0.1
- マルチIPアドレスグループから、対象のサーバーの割り当てを解除します。
- コントロールパネルから、サーバーへの割り当てを解除します。
手順はクラウド操作方法ガイド(コンピューティング:マルチIPアドレス:サーバーに設定する・サーバーから解除する)を参照してください。
- コントロールパネルから、サーバーへの割り当てを解除します。
一部のIPアドレスのみ割り当てをやめる手順
マルチIPアドレスグループから、特定のIPアドレスを解放する設定例を説明します。
対象のマルチIPアドレスグループを割り当てているサーバーの中で、解放したいIPアドレスを利用しているサーバーを調査します。
解放したいIPアドレスの割り当てを、OS上から解除します。複数台のサーバーへ設定されている場合は、すべてのサーバーで作業します。
OS上で修正した設定を反映します。
- サーバーを再起動し、解放するIPアドレスの割り当て解除を確実に実施してください。
マルチIPアドレスグループから解放したIPアドレスを継続して利用すると、ネットワークの遮断措置が施される場合があります。
- サーバーを再起動し、解放するIPアドレスの割り当て解除を確実に実施してください。
マルチIPアドレスグループから、対象のIPアドレスを解放します。
- コントロールパネルから、IPアドレスを解放します。
手順はクラウド操作方法ガイド(コンピューティング:マルチIPアドレス:IPアドレス数を増加する・IPアドレスを解放する)を参照してください。
- コントロールパネルから、IPアドレスを解放します。
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