VMware Tools操作ガイド
VMware Tools/open-vm-toolsのバージョン確認
VMware Tools/open-vm-toolsの起動状態、バージョンについてはコントロールパネルのサーバー詳細画面からご確認いただけます。
クラウド操作方法ガイド(コンピューティング:サーバーの詳細)
また、以下の手順でもバージョンをご確認いただけます。
Linux系全般
- # vmware-toolbox-cmd -v
上記コマンドを入力すると、以下の様にバージョンが表示されます。
# vmware-toolbox-cmd -v 9.4.15.48277 (build-2827462)
- # grep guestd.version /etc/vmware-tools/manifest.txt
vmware-toolbox-cmdコマンドがない場合、manifest.txtファイルよりバージョンを確認いただくとも可能です。特にバージョンの古いサーバーをご利用の場合、vmware-toolbox-cmdコマンドがない場合がございます。
上記コマンドを入力すると、以下の様にバージョンが表示されます。# grep guestd.version /etc/vmware-tools/manifest.txt guestd.version = "8.0.2.14744"
WindowsServer系全般
- > C:\Program Files\VMware\VMware Tools\VMwareToolboxCmd.exe -v
コマンドプロントで上記コマンドを入力すると、以下の様にバージョンが表示されます。
> C:\Program Files\VMware\VMware Tools\VMwareToolboxCmd.exe -v 8.6.11.26309 (build-1310128)
- VMware Toolsのプロパティから確認する方法
- デスクトップ画面のタスクバーからVMware Toolsのアイコンを右クリックします。
- VMware Toolsを開くを選択します
- ユーザーアカウトの制御ポップアップではいを選択します。
- VMware Toolsのバージョン情報画面でバージョンを確認します。
VMware Tools/open-vm-toolsのステータス確認
以下の手順にてVMware Tools/open-vm-toolsのステータス確認を実施してください。
VMware Tools/open-vm-toolsが停止している場合は起動してください。
コントロールパネルの場合
コントロールパネルからサーバー一覧画面を開き、確認したい対象サーバーの詳細画面からVMware Toolsのステータスがご確認いただけます。
クラウド操作方法ガイド(コンピューティング:サーバーの詳細)
Red Hat Enterprise Linux 7/CentOS 7/Rocky Linux 8/AlmaLinux 8以降の場合
以下コマンドでopen-vm-toolsのステータス確認ができます。
# ps -ef | grep vmtools
root 394 1 0 6月01 ? 00:00:30 /usr/bin/vmtoolsd
# systemctl status vmtoolsd.service
Active: active (running)
CentOS 6の場合
以下コマンドでVMware Toolsのステータス確認ができます。
# ps -ef | grep vmtools
root 1274 1 0 10:19 ? 00:00:03 /usr/sbin/vmtoolsd
# status vmware-tools
vmware-tools start/running
Ubuntu 16.04以降の場合
以下コマンドでVMware Toolsのステータス確認ができます。
# ps -ef | grep vmtools
root 394 1 0 6月01 ? 00:00:30 /usr/bin/vmtoolsd
# systemctl status open-vm-tools.service
Active: active (running)
Windows Server 2016以降の場合
Windowsタスクマネージャーを起動し、サービスタブを選択。サービスタブが表示されていない場合、「詳細(D)」をクリック。「VMTools」が実行中である事を確認。
Windows Server 2012 R2の場合
Windowsタスクマネージャーを起動し、サービスタブを選択。サービスタブが表示されていない場合、「詳細(D)」をクリック。「VMTools」が実行中である事を確認。
VMware Tools/open-vm-toolsの起動方法
Red Hat Enterprise Linux 7/CentOS 7/Rocky Linux 8/AlmaLinux 8以降の場合
以下コマンドでVMware Toolsの起動ができます。
# systemctl start vmtoolsd.service
# systemctl status vmtoolsd.service
Active: active (running)
CentOS 6の場合
以下コマンドでVMware Toolsの起動ができます。
# start vmware-tools
# status vmware-tools
vmware-tools start/running
Ubuntu 16.04以降の場合
以下コマンドでopen-vm-toolsの起動ができます。
# systemctl start open-vm-tools.service
# systemctl status open-vm-tools.service
Active: active (running)
Windows Server 2016以降の場合
Windowsタスクマネージャーを起動し、サービスタブを選択。サービスタブが表示されていない場合、「詳細(D)」をクリック。下部の「サービス管理ツールを開く」をクリック。
表示されたサービスの画面にて「VMware Tools」を選択し、「サービスの開始」を選択。
Windows Server 2012 R2の場合
Windowsタスクマネージャーを起動し、サービスタブを選択。サービスタブが表示されていない場合、「詳細(D)」をクリック。下部の「サービス管理ツールを開く」をクリック。
表示されたサービスの画面にて「VMware Tools Service」を選択し、「サービスの開始」を選択。
VMware Tools/open-vm-toolsのアップグレード
Windows系サーバー
Windows系サーバーでは、open-vm-toolsは利用できません。
VMware Toolsのアップグレードを実施してください。
VMware Toolsのインストール・アップグレード
Linux系サーバー
Red Hat系Linux 7以降 、Ubuntu 20.04以降のサーバー
ニフクラのスタンダードイメージから作成された CentOS 7.x , Red Hat Enterprise Linux 7.x ,Rocky Linux 8.x , AlmaLinux 8.x , Ubuntu 16.04 LTS 以降のサーバーをご利用の場合のopen-vm-toolsアップグレード手順です。
Red Hat系Linux 5/6 、Ubuntu 10.04、12.04 のサーバー
VMware Toolsのアップグレードを実施してください。
※Red Hat系Linux 6は、EPELで提供のopen-vm-toolsを利用することができましたが、現在EPELのアーカイブではopen-vm-tools 10.1.5までしか利用できません。
VMware Toolsのインストール・アップグレード
VMware Tools/open-vm-toolsの時刻同期の有効・無効設定
以下の手順にてVMware Tools/open-vm-toolsの時刻同期を有効/無効にすることが可能です。
Windows系サーバー
VMware Toolsのインストールフォルダにて、以下コマンドを実行する。
※インストールフォルダが C:\Program Files\VMware\VMware Tools とした場合
インストールフォルダに移動する
> cd "C:\Program Files\VMware\VMware Tools"
時刻同期を確認する
> .\VMwareToolboxCmd.exe timesync status 有効または無効が表示されます。
時刻同期を有効にする
> .\VMwareToolboxCmd.exe timesync enable 有効
時刻同期を無効にする
> .\VMwareToolboxCmd.exe timesync disable 無効
- 以下VMware社のナレッジに従い、お客様にて適切な設定をご選択ください。
社外サイトのため、リンク切れの場合はご容赦ください。
Windowsの時刻管理のベストプラクティス
Linux系サーバー
時刻同期を確認する
# vmware-toolbox-cmd timesync status Disable または Enabledが表示されます。
時刻同期を有効にする
# vmware-toolbox-cmd timesync enable # vmware-toolbox-cmd timesync status Enabled
時刻同期を無効にする
# vmware-toolbox-cmd timesync disable # vmware-toolbox-cmd timesync status Disable
east-11で作成されたサーバーで、上記のコマンドで時刻同期を有効・無効にできない場合、以下のコマンドをお試しください。
時刻同期を有効にする
# vmtoolsd --cmd "vmx.set_option synctime 0 1"
時刻同期を無効にする
# vmtoolsd --cmd "vmx.set_option synctime 1 0"
- 以下VMware社のナレッジに従い、お客様にて適切な設定をご選択ください。
社外サイトのため、リンク切れの場合はご容赦ください。
Linux タイムキーピング ベスト プラクティス
注意事項
kernelをアップデートされた場合、OSがVMware Toolsを正しく認識できずコマンドが実行できない場合があります。その場合は、VMware Toolsの以下を参考に再認識、もしくは再インストールをお試しください。
VMware Toolsのサービスが起動しない
VMware Tools再インストールサーバーの時刻管理について、詳しくは以下をご確認ください。
クラウド技術仕様/制限値(コンピューティング:サーバーの時刻管理)
VMware Toolsが起動しない場合の対処法
VMware Toolsのサービスが起動しない場合の対処をご案内します。
カーネルアップデート起因
カーネルのアップデートが起因となっている場合がございます。
サーバーにrootユーザーでログインいただき、以下のコマンドを実行ください。
#/usr/bin/vmware-config-tools.pl Initializing... Making sure services for VMware Tools are stopped. vmware-tools stop/waiting -----以下省略-----
コマンド実行後は再度VMware Toolsの起動をお試しください。
- 以下VMware社参考情報になります。社外サイトのため、リンク切れの場合はご容赦ください。
VMware参考情報
古いライブラリ起因
古いライブラリが残っておりVMware Toolsの起動に失敗している場合がございます。
サーバーにrootユーザーでログインしてください。
ライブラリファイルの保管先へ移動してください。
#cd /etc/vmware-tools/plugins/vmsvc
フォルダ内を参照し以下のようなライブラリが存在するか確認ください。
#ls libautoUpgrade.so.old.0 libguestInfo.so.old.0 libpowerOps.so.old.0
3.で確認した不要なライブラリを削除してください。
# rm lib*.so.old.*
コマンド実行後は再度VMware Toolsの起動をお試しください。
- 以下VMware社参考情報になります。社外サイトのため、リンク切れの場合はご容赦ください。
VMware参考情報