サーバーステータスが「異常あり」と表示された場合の対処方法
コントロールパネルのサーバーステータス「異常あり」には、下記の種類があります。
- IPアドレス取得不可
- VMware Tools異常
- 上記以外
「異常あり」のステータスの上にカーソールを合わせると、詳細が表示されます。
表示された内容により、各対処方法を実施してください。
IPアドレス取得不可の場合
ネットワークが適切に設定されていません。下記を参照し、ネットワーク設定を見直してください。
原因および対処方法1
考えられる原因
ニフクラでは、ネットワークごとにアドレスの割り当て方が異なります。
サーバーの対応するインターフェイスに対し、お客様にてそれぞれの方式に応じて、OSのネットワークを適切に設定してください。
下記以外の設定ではIPアドレスが正しく割り当てられていないと認識され、「異常あり」のステータスとなります。
インターフェースの接続先 | OS上でのIPアドレス取得方法 |
---|---|
共通グローバル | DHCP |
共通プライベート | DHCP |
DHCPが有効なルーターが存在するプライベートLAN | DHCP、手動割り当て |
お客様が構築したDHCPが存在するプライベートLAN | DHCP、手動割り当て |
プライベートLAN | 手動割り当て |
対処方法
OS上のネットワーク設定を、接続しているネットワークに適合させてください。
原因および対処方法2
考えられる原因
コピー元のサーバーで設定されていたネットワーク設定を引き継いでおり、接続先ネットワークの取得方法になっていません。
対処方法
コピー前または、コピー完了後に、インターフェースが接続されたネットワークに応じた適切な設定に修正してください。
原因および対処方法3
考えられる原因
インターフェースの接続先ネットワークと、ネットワーク設定の紐付けに間違いがあります。
対処方法
コントロールパネルでサーバーのインターフェースを削除、追加すると、接続先とインターフェースへの設定がずれることがあります。
クラウドユーザーガイド(コンピューティング:ネットワークインターフェース名の入れ替え手順)を参考に、OSのネットワーク設定を修正してください。
VMware Tools異常の場合
下記の原因および対処方法を参照し、事象が改善されるか確認してください。
原因および対処方法1
考えられる原因
VMware Toolsが停止しています。
対処方法
VMware Tools操作ガイドを参考に、VMware Toolsのステータスを確認し、VMware Toolsが停止している場合は起動してください。
原因および対処方法2
考えられる原因
OS上で稼働しているVMware Toolsのバージョンが古いです。
対処方法
VMware Tools/open-vm-toolsインストール・再インストールを参考に、VMware Toolsをアップデートしてください。
原因および対処方法3
考えられる原因
OSがハングアップしています。
対処方法
コントロールパネルから、サーバーを強制再起動してください。
※本作業は強制的にサーバーを再起動するため、データの破損等が発生する可能性があります。
フィードバック
サービス利用中のトラブルは、ニフクラサポート窓口にお願いします。
フィードバックにご協力を