サーバーコピーでエラーが出たときの対処方法
サーバーコピー実施後、エラーが出た場合の対応策について、一例を示します。
IPアドレスがバッティングしていないか確認する
IPアドレスを手動で設定していると、コピー元サーバーのIPアドレスとバッティングします。
以下の対策を試してください。
- コピー元のサーバーにて重複しないIPアドレスに変更。
- コピー元のサーバーを停止する。
- サーバーコピーを実施する。
- コピー先サーバーで、付与されているIPアドレスを変更する。
- コピー元サーバーの電源を投入し、IPアドレスを元に戻す。
存在しない増設ディスクのマウント設定が残っている
/etc/fstab に存在しない増設ディスクをマウントする設定が残ったままサーバーコピーを実施すると、OSの起動が途中で停止しサーバーコピーに失敗します。
以下の対策を試してください。
- コピー元サーバーにて/etc/fstab を確認し、現在マウントしていないが自動マウントが設定されているディスクを確認する。
- /etc/fstabから、自動マウントだけ残っている設定を削除する。
- サーバーコピーを実施する。
負荷が高すぎる
サーバーを起動中で、CPUやメモリなどに負荷がかかっていると、サーバーコピーに失敗する場合があります。
以下の対策を試してください。
サーバーコピー実施中に、サーバーを停止できない場合
- サーバーコピー時にCPUやメモリなどへ負荷をかけているサービスやアプリケーションを特定する。
- 特定したサービスやアプリケーションを停止する
- サーバーコピーを実施する。
サーバーコピー実施中に、コピー元サーバーを停止できる場合
- サーバーを停止する。
- サーバーコピーを実施する。
サーバーを起動した状態で、定期的にサーバーコピーを実施する場合
以下の順番で対策を検討してください。
- サーバーコピーを実施する時間に発生している負荷を下げる。
- 当該時間は、サービスやアプリケーションを止められないか検討する。
- 定期実行しているタスクがあれば、別の時間にずらせないか検討する
- サーバーコピーを実施する時間を、コピー元サーバーの負荷が低い時間帯にずらす。
- 1、2いずれも対応できない場合は、CPUやメモリの利用率を相対的に下げるためにコピー元サーバーのサーバータイプをより上位のものへ変更する。