ディスクイメージからovfファイルへの変換
Hyper-VのvhdファイルなどVMインポートでサポートしていないディスクイメージを持ち込むための、イメージ形式を変換する方法を説明します。
本手順は参考情報でありサポート対象外となります。
作業概要
手順の流れは以下の通りです。
- ディスクイメージをvmdkファイルに変換します。
- ディスクなしの仮想マシンを作成します。
- 仮想マシンにvmdkファイルを追加します。
- ovfファイルとしてエクスポートします。
手順
イメージ形式を変換するためにqemu-imgをインストールします。
Red Hat Enterprise Linux/CentOS 7以降の場合
# yum -y install qemu-img
Ubuntu 18.04以降の場合
# apt -y install qemu-img
Windows版のqemu-imgコマンドも存在します。以下のサイトをご確認ください。
qemu-imgコマンドを用いてディスクイメージからvmdkファイルに変換します。
qemu-imgコマンドは以下のイメージ形式に対応しています。
イメージ形式 拡張子 QCOW2 (KVM, Xen) qcow2 raw img VDI (VirtualBox) vdi VHD (Hyper-V) vhd vhdファイルからvmdkファイルに変換する場合
# qemu-img convert -O vmdk source.vhd dest.vmdk
ESXi上で仮想マシンを新規作成し、ディスクはつけない状態で作成します。
仮想マシンの設定については、下記をご確認ください。
データストアのファイルブラウザから3.で作成した仮想マシンのフォルダにアクセスし、2.で変換したvmdkファイルをアップロードします。
仮想マシンの設定の編集にて、既存のハードディスクを追加し、アップロードした4.のvmdkファイルを指定します。
仮想マシンの電源を入れ、仮想マシンが起動できるか確認します。
OSが起動できない場合は、仮想マシンのハードディスクの仮想デバイスノードをIDEに変更します。
仮想ディスクがIDEの場合、ニフクラにVMインポートできないため、以下のVMware社のサイトをもとにSCSIに変更を行います。
VMインポートの要件に合うように仮想マシンとOSの設定を行い、ovfファイルのエクスポートを行います。
仮想マシンの設定については、以下をご確認ください。
VMインポートを利用し、ニフクラへovfファイルをインポートします。
VMインポートについては、以下をご確認ください。