ニフクラ プライベートLAN
ニフクラ プライベートLANの技術仕様/制限値について記しています。
プライベートLANは、プライベート側のネットワークを、ほかのお客様のネットワークと隔離するサービスです。
仕様
作成可能数 | 7個/ゾーン |
IPアドレス帯で指定できるプレフィックス長 | 16~28 |
- プライベートLANに組み込むサーバーはお客様にて選択可能です。
- プライベートLANに組み込んだサーバーは、プライベートIPアドレスを設定する必要があります。
- 1つのプライベートLANに1つの拠点間VPNゲートウェイを設定可能です。
命名時に使用可能な文字
設定項目 | 長さ | 主な制約事項 |
---|---|---|
プライベートLAN名 | 1~15 | 半角英数字 |
メモ | ~500 | 全半角 |
注意事項
- ゾーンごとの制限についてはゾーン別機能対応表にてご確認ください。
ゾーン別機能対応表:ネットワーク機能
- プライベートLANは、ゾーンごとの設定になります。作成時にゾーンを選択してください。
- プライベートLANは、同じゾーンでのみ通信可能です。リージョン/ゾーンをまたいでのプライベート通信を行うことはできません。
- オートスケール機能でスケールアウトしたサーバーは、プライベートLANに組み込むことができません。
- 指定されたIPアドレス帯のうち最初の/29に含まれるIPアドレスは、ルーターや拠点間VPNゲートウェイをご利用になる場合にシステム側で使用される可能性があります。
- 対象プライベートLANに紐づくリソースが存在する場合、IPアドレス帯の拡大(例:172.16.0.0/24 → 172.16.0.0/16)のみ行う事が可能です。IPアドレス帯の変更(例:172.16.0.0/24 → 192.168.0.0/24)や、IPアドレス帯の縮小(例:172.16.0.0/16 → 172.16.0.0/24 )は行う事ができません。
- プライベートLANでインターネットVPN(H/W)は利用可能ですが、インターネットVPN(H/W)利用中は解約ができません。
- ニフクラを解約する場合、解約前までに本サービスのリソースを削除いただく必要がございます。
プライベートLANをご利用中にサーバーをコピーする場合の注意点
- コピーしたサーバーには、コピー元のサーバーに適用されているプライベートIPアドレスの設定もコピーされるため、アドレスが同一となり、衝突が発生します。(プライベートIPアドレスが衝突していると、正常な通信が行えません。)
- コピーを行った場合には、コピーされたサーバーにログインし、プライベートIPアドレスの設定を変更して、アドレスの衝突を解消してください。
グローバルIPアドレスを利用しない場合の注意事項
コンソールを利用して、対象サーバーのプライベートIPアドレスの設定を行う必要があります。設定後、サーバーの再起動を実施してください。
なお、ルーターのDHCP機能を利用している場合は、自動でプライベートIPアドレスが割り振られますので、ご自身で設定する必要はありません。
クラウド技術仕様/制限値(ネットワーク:ルーター:DHCP)グローバルIPなしでサーバー作成可能ですが、この場合はプライベートLANに設定されているルーターでDHCPをありにしていない限り、コントロールパネルのコンソール以外でログインできません。
グローバルIPを使用しないカスタマイズイメージを使用する場合は、イメージ元のサーバーを作成する際にグローバルIPを外した状態で作成ください。