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【重要なお知らせ】サービス統合に基づくサービス名称の読み替えのお願い(2024年4月1日)

2024年4月1日をもって、「ニフクラ」は、「FJcloud-V」に統合し、名称を変更しました。
当サイトのアドレス(ドメイン名)に含まれる「nifcloud.com」は現時点では変更はございませんが、
各ページに記載の「ニフクラ」「NIFCLOUD」「nifcloud」は、「FJcloud-V」に読み替えていただきますようお願いいたします。

ニフクラ ユーザーガイド

クラウド トップ>コンピューティング>ユーザーガイド>VMware Tools/open-vm-toolsインストール・アップグレード

VMware Tools/open-vm-toolsインストール・アップグレード

VMware Tools/open-vm-toolsインストール・アップグレード手順を説明します。
Windows系サーバーでは、VMware Toolsを利用してください。

VMware Toolsのインストール・アップグレード

VMware Tools のインストール・アップグレード手順を説明します。

  • 切り戻しに備えて、VMware Tools のインストール・アップグレード操作の前にスナップショットを取得してください。
  • 作業は途中で中断できません。作業時間を十分に確保して実施してください。
Linux系サーバー事前手順

事前にVMware Toolsのアンインストールを実施してください。
アンインストール手順はVMware Toolsのアンインストールを確認してください。

以下のディレクトリが存在する場合は、事前に削除してください。

/tmp/vmware-root
/tmp/vmware-tools-distrib
注意事項
Red Hat系Linux 7以降、Ubuntu 14.04以降のサーバー

open-vm-toolsのインストールを実施してください。

Red Hat系Linux 5/6 、Ubuntu 10.04、12.04 のサーバー

該当OSは、2022年9月時点で最大でv10.3系までしかアップデートが出来ません。

  1. VMware Toolsのダウンロード
    以下2つの方式があります。
    • LinuxゲストOS用Operating System Specific Packageを使う形式(以降、OSP版と表記)。
      OSP版を利用する場合はVMware Toolsをダウンロードし、インストール対象のサーバーへ転送し展開します。
      その後、手順4から実施します。
    • ISOをマウントしてtar.gzを展開しインストールする形式(以降、ISO版と表記)。
      ISO版を利用する場合はBroadcom社のサイト からVMware Tools packages for LinuxのVMware-Tools-core-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gzファイルをダウンロードします。
      ダウンロードにはBroadcom Support Portalの登録が必要です。
      isoファイルのマウント方法により、手順2または手順3のどちらかを実施します。
      • インストール対象のサーバー内部でループバックマウントを実施する場合は、手順2を参照してください。
      • ニフクラのISOイメージ機能を利用する場合は、手順3を参照してください。
  2. インストール対象のサーバー内部でループバックマウントを実施する場合
    1. ダウンロードしたファイルを、再インストール対象のサーバーへ転送します。

      # scp VMware-Tools-core-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gz user@<IPアドレス>:"/home/user/"
    2. ダウンロードしたファイルを解凍します。

      # tar xzvf VMware-Tools-core-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gz
      # tree
      ├── vmtools
      │   ├── buildNumber.txt
      │   ├── isoimages_manifest.txt
      │   ├── isoimages_manifest.txt.sig
      │   ├── linux_avr_manifest.txt
      │   ├── linux_avr_manifest.txt.sig
      │   ├── linux.iso  # このisoファイルを利用
      │   ├── linux.iso.sha
      │   ├── linux.iso.sig
      │   └── version.txt
    3. ISOファイルをマウントします。
      クラウドユーザーガイド(コンピューティング:OS上でのISOマウント方法:Linux系OSの場合)を参考に、ISOファイルをマウントします。「linux.iso」がマウント対象です。

      # mkdir /mnt/cdrom  
      # mount -o loop -t iso9660 /home/user/VMware-Tools-core-10.3.x-xxxxxxxx/vmtools/linux.iso /media/cdrom
    4. ISOファイルをマウント後、以下のtar.gzファイルが存在することを確認します。

      # ls /media/cdrom/VMwareTools-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gz
    5. ファイルを展開します。

      # cd /tmp/
      # tar xzvf /media/cdrom/VMwareTools-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gz
      # cd vmware-tools-distrib/
    6. ISOファイルをアンマウントしておきます。

      # umount /media/cdrom

      続いて、手順4を実施してください。

  3. ニフクラのISOイメージ機能を利用する場合
    ISOイメージ機能の詳細は、機能・サービス ISOイメージを確認してください。
    1. 作業環境にて、ダウンロードしたファイルを解凍しlinux.isoファイルを取得します。

       # tar xzvf VMware-Tools-core-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gz
       # tree
       ├── vmtools
       │   ├── buildNumber.txt
       │   ├── isoimages_manifest.txt
       │   ├── isoimages_manifest.txt.sig
       │   ├── linux_avr_manifest.txt
       │   ├── linux_avr_manifest.txt.sig
       │   ├── linux.iso  # このisoファイルを利用
       │   ├── linux.iso.sha
       │   ├── linux.iso.sig
       │   └── version.txt
    2. クラウド操作方法ガイド(コンピューティング:ISOイメージ:サーバーにマウント・サーバーからアンマウント) を参考に、linux.isoを対象サーバーへマウントします。

    3. OSよりCDをマウントします。

      # mkdir /mnt/cdrom
      # mount /dev/cdrom/ /mnt/cdrom/
    4. ISOファイルをマウント後、以下のtar.gzファイルが存在することを確認します。

      # ls /media/cdrom/VMwareTools-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gz
    5. ファイルを展開します。

      # cd /tmp/
      # tar xzvf /media/cdrom/VMwareTools-10.3.x-xxxxxxxx.tar.gz
    6. CDをアンマウントします。

      # umount /media/cdrom
    7. クラウド操作方法ガイド(コンピューティング:ISOイメージ:サーバーにマウント・サーバーからアンマウント) を参考に、linux.isoを対象サーバーからアンマウントします。
      続いて、手順4を実施してください。

  4. VMware Toolsのインストール
    1. VMware Toolsのインストール
      すべてデフォルトの設定となる「-d」オプションを付与してインストールしてください。
      デフォルトから変更する場合は、対話形式での対応となります。Enterキーを押下して次に進みつつ適時修正し、最後まで進めてください。

      # cd /tmp/vmware-tools-distrib/
      # ./vmware-install.pl -d #対話形式の場合は、「-d」オプションは付与しません。
    2. インストール後のバージョン確認
      VMware Toolsが再インストールされていることを確認します。

      # vmware-toolbox-cmd -v
  5. vmtoolsd起動状態確認
    • vmtoolsdプロセスが動作していることを確認します。

      # ps -ef | grep vmtoolsd
      root 23873 1 0 10:31 ? 00:00:00 /usr/sbin/vmtoolsd
      root 29071 21724 0 10:35 pts/0 00:00:00 grep vmtoolsd
    • VMware Tools再インストール時の再起動の要否について

      • Red Hat系Linux 5/6 、Ubuntu 10.04、12.04 において、VMware Tools由来のドライバを利用している場合、再起動が必須となる可能性があります。

      • OS同梱のドライバを利用している場合は再起動が不要です。
        バージョンに “-k” が付いているものはOS同梱のドライバで、“-k” が付いていないものは VMware Tools由来のドライバです。
        OS同梱のドライバであれば、VMware Toolsの再インストール時に再起動は発生しません。

      • vmxnet3ドライバがVMware Tools由来か、OS同梱のドライバかを確認するには、以下のコマンドを実行してください。

        # ethtool -i eth0 # 利用中のネットワークインターフェースを指定してください。
        driver: vmxnet3
        version: 1.4.a.0-k-NAPI # -kがついている場合はOS同梱ドライバとなります。
      • 再起動が出来ない場合、手動でドライバを再ロードしてください。
        再起動または手動による再ロードを実施しないと、トラブルが発生する可能性があります。

  6. OS初期化スクリプトの設定
Windows系サーバー事前手順

以下のファイルが存在する場合は、事前に削除してください。

 C:\Windows\Temp\vmware-SYSTEM\VMwareToolsUpgrader.exe
Windows系サーバー
  1. VMware Toolsのダウンロード
    Broadcom社のサイト(Broadcom Support Portalの登録が必要です)もしくは Index of tools/releases/ からVMware Toolsをダウンロードします。
    インストーラーの展開方式により、手順が分岐します。

    • インストール対象のサーバーへexeファイルを転送する場合は、手順2を参照してください。
    • ニフクラのISOイメージ機能を利用する場合は、手順3を参照してください。
  2. インストール対象のサーバーへexeファイルを転送する場合

    1. Broadcom Support PortalからVMware Tools for Windows,64-bit in-guest installerのVMware-tools-x.x.x-xxxxxxxx-x86_64.exe.zipをダウンロードしてください。
    2. VMware-tools-x.x.x-xxxxxxxx-x86_64.exe.zipを解凍し、抽出したVMware-tools-x.x.x-xxxxxxxx-x86_64.exeを対象サーバーに転送してください。
    3. 続いて、手順4を実施してください。
  3. ニフクラのISOイメージ機能を利用する場合

    1. Broadcom Support PortalからVMware Tools packages for WindowsのVMware-Tools-windows-x.x.x-xxxxxxxxx.zipをダウンロードします。
    2. VMware-Tools-windows-x.x.x-xxxxxxxxx.zipを解凍し、windows.isoを取得します。
    3. ISOイメージ:サーバーにマウント・サーバーからアンマウントを参考に、windows.isoをニフクラのISOサービスで対象サーバーへマウントします。
      CDとしてマウントすることで、VMware-tools-x.x.x-xxxxxxxx-x86_64.exeを取得します。
  4. インストーラーを実行

    1. ダウンロードしたexeファイルを実行します。
      • インストーラー実行中にリモートデスクトップ接続が切断される場合がありますが、再接続して作業再開してください。
      • コントロールパネルのサーバーステータスが「異常」となる場合がありますが、インストール完了後に「オンライン」に戻ります。
    2. WindowsServer2008の場合、使用中のファイルの停止が案内される場合がありますが、「再試行」により続行されます。
      install-wsrv1
    3. 再インストール前にインストールされていたVMware Toolsのドライバのバージョンによっては、OSの再起動要求が発生します。手順にそって再起動をしてください。
      再起動が求められない場合は再起動は不要です。
      install-wsrv2
      install-wsrv3
  5. バージョン確認
    コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行し、バージョンを確認します。

    "C:\Program Files\VMware\VMware Tools\VMwareToolboxCmd.exe" -v

open-vm-tools のインストール・アップグレード

open-vm-tools のインストール・アップグレード手順を説明します。
open-vm-toolsインストール以降、アップグレード時に再起動は不要です。
対象のディストリビューションにより、インストール手順が異なります。
以下のOSではopen-vm-toolsのインストールは不可能のため、VMware Toolsのインストール・アップグレードを検討してください。

  • Red Hat Enterprise Linux 6.x以下
  • CentOS 6.x以下
  • Windows Server 系
事前手順

事前にopen-vm-toolsのアンインストールを実施してください。アンインストール手順はopen-vm-tools のアンインストールを確認してください。

Red Hat系Linux 7以降のサーバー
  1. VMware Tools / open-vm-toolsがインストールされていないことを確認します。

     # vmware-toolbox-cmd -v
  2. open-vm-toolsをインストールします。

     # yum install open-vm-tools
  3. open-vm-toolsが導入されたことを確認します。

     # rpm -qa | grep open-vm-tools
     open-vm-tools-x.x.x-x.x.x86_64
  4. open-vm-toolsを起動します。

     # systemctl start vmtoolsd.service
Ubuntu 14.04以降のサーバー
  1. VMware Tools / open-vm-tools がインストールされていないことを確認します。

     # vmware-toolbox-cmd -v
  2. open-vm-toolsをインストールします。

     # sudo apt-get install open-vm-tools
  3. open-vm-toolsが導入されたことを確認します。
    以下コマンドの実行結果により、open-vm-toolsパッケージが表示されることを確認してください。

     # sudo dpkg -l open-vm-tools


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  • ※本ページの内容は、2025年9月16日時点の情報です。

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