バックアップ
バックアップの技術仕様/制限値について記しています。
仕様
バックアップの対象 | サーバーのローカルディスク(超過含む)および、接続している増設ディスクの合計が1.1TBまで |
バックアップ対象サーバーへの設定 | 不要(エージェントレス) |
保持可能なバックアップ世代数 | 1~10世代まで |
バックアップ取得回数 | 1回/日 |
バックアップの時間帯 | 2時間単位で選択可能 |
バックアップ先のリージョン/ゾーン | 同一リージョン内のバックアップ専用ストレージで保管するため、選択不可 |
復元先のリージョン/ゾーン | バックアップ対象サーバーと同一ゾーンに新規サーバーとしてコピーするため、選択不可 |
データ削除タイミング | 設定した世代数を超えた場合、古い世代から自動的に削除、バックアップルールの再作成 |
バックアップ失敗通知 | バックアップに失敗した場合、メールで通知します※1 |
データの整合性 | バックアップ時に取得するスナップショットの整合性レベルはクラッシュ整合性となります。 |
主な機能 | ・バックアップルール作成(フルバックアップ) ・バックアップルール削除(バックアップデータの削除) ・バックアップルール設定変更 ・バックアップルール名の変更 ・保持する最大世代数の変更 ・増分バックアップの実行時間帯の変更 ・バックアップルールのメモの変更 ・増分バックアップの実行 ・バックアップサーバーからのサーバーコピー(リストア) ・バックアップルール再作成※2 |
※1 障害・お知らせ通知に「メンテナンス・お知らせ通知 = 通知する」で登録されているメールアドレスへ通知します。
※2 バックアップルール再作成は、バックアップルールのステータスが「バックアップ取得不可」になった場合のみ、実行可能です。
バックアップルールを「削除」したのちに「バックアップルール作成」した場合は、削除前のバックアップルールに関する料金も請求対象となりますのでご注意ください。
命名時に使用可能な文字
設定項目 | 長さ | 主な制約事項 |
---|---|---|
バックアップルール名 | 1~15 | 半角英数字 |
メモ | ~500 | 全半角 |
注意事項
ご利用リージョンの混雑状況により、ご希望の時間帯でバックアップ設定ができない場合があります。
バックアップの対象は、サーバーのローカルディスク(超過含む)および、接続している増設ディスクの合計が1.1TBまでとなります。
バックアップ処理中のサーバーを保持している場合、ニフクラの解約ができません。バックアップ処理が完了次第、再度、ニフクラの解約を実施してください。
ニフクラの解約時にバックアップデータが存在している場合、サーバーなどのリソースと同じく、自動的に削除します。復元はできかねますのでご了承ください。
バックアップデータは、他のニフクラIDと連携はできません。
下記のケースでバックアップ処理がエラーになる可能性があります。
- バックアップ処理中(削除中を含む)
- バックアップサーバーからのコピーを実行中
- バックアップルールを更新中
- 設定した時間帯にバックアップ処理が開始できなかった場合
- 更新差分量が規定量を超えた場合
- ニフクラのメンテナンス中
- 自動フェイルオーバー(HA機能)が発生中
- 増分バックアップ実行前に自動フェイルオーバー(HA機能)などにより予期せずシャットダウンされたことで、更新差分の取得に失敗した場合
以下により増分バックアップが失敗した場合、以降バックアップルールのステータスが「バックアップ取得不可」となります。この場合には「バックアップルールの再作成」を行うまで継続的に増分バックアップの取得が失敗しますのでご注意ください。
- 更新差分量が規定量を超えた場合
- 自動フェイルオーバー(HA機能)発生などによる予期せぬシャットダウンの発生により更新差分の取得に失敗した場合
サービスの故障やメンテナンス、対象サーバーのステータスにより、バックアップが取得できない場合があります。バックアップの取得状況については、お客様自身にてコントロールパネルよりエラーの詳細をご確認ください。
バックアップ処理がエラーになった場合、以下のいずれかでバックアップ処理の再試行が可能です。
- 次回の定期バックアップ処理実行
- お客様による手動でのバックアップ処理実行
- バックアップルール再作成の処理実行
バックアップルールを再作成すると、バックアップサーバーはすべて削除され、初回バックアップが実行されます。
バックアップルールを作成すると、初回バックアップが実行されます。
初回バックアップは完了するまでに時間がかかる場合があります。(目安:500GBあたり、3時間以上)
バックアップ処理中は、ご利用のサーバーのIO/NW処理の性能低下/遅延/瞬断が発生する可能性があります。
サービスの混雑状況やバックアップの取得容量によって、バックアップの取得時刻が設定時間と異なる場合や開始から終了までの時間が変動する場合があります。
バックアップの取得タイミングにより、増分データの一部が反映されない場合があります。
バックアップが利用できる環境については以下をご確認ください。
バックアップ対象サーバーのCPU/メモリ/IO負荷、パワーステータスによっては、バックアップ処理が失敗する場合があります。
バックアップ対象サーバーの更新差分量は、50GB以内が目安となります。更新差分量によっては、バックアップ処理が失敗する場合があります。
- 更新差分量が50GB以内でバックアップ取得不可となる場合はバックアップサービス 更新差分量が50GB以内でバックアップ取得不可となる場合の対応 を参照してください。
バックアップ対象サーバーが稼働している仮想化基盤側の負荷状況によっては、バックアップ処理が失敗する場合があります。
バックアップデータのリストアはお客さまの責任で実施してください。リストアしたサーバーに不具合が発生しても当社では一切の責任を負いません。
バックアップデータからのサーバーコピー時、OSの仕様によりネットワークインターフェースのeth番号が入れ替わることがあります。(認識される順序が入れ替わる場合があります。)
対処に関しては、以下をご参考ください。バックアップサーバー側に格納されている更新差分量を確認する方法はありません
制限事項
バックアップ対象に設定したサーバーに対する操作は、下記の制限があります。
- ワンデイスナップショット機能は、ご利用いただけません。
- 削除が不可となります。
- 増設ディスクの操作が不可となります。
- 以下の構成を変更することは可能ですが、バックアップデータには反映されません。バックアップサーバーからのコピー時に必要な構成を再度選択いただく必要があります。
- ネットワーク構成
- サーバータイプ
- バックアップ処理中のサーバーに対して、コンソールからデバイス構成を変更した場合、バックアップ処理のタイミングによって、バックアップデータへデバイス構成の変更が反映されない可能性があります。
- バックアップデータからのコピー操作で作成中のサーバーに対して、上記と同じ操作を行った場合もタイミングによってデバイス構成の変更が反映されない可能性があります。