Microsoftライセンスに関するよくある質問
Microsoftライセンスに関するよくある質問についてまとめています。
このドキュメントは、お客様の便宜を図るためのガイドとしてのみ提供しており、ライセンスに関する質問につきましては必要に応じてMicrosoft社に問い合わせいただく必要がございます。
Windows Server
ニフクラで利用していたWindows Serverを他社クラウドや自社のオンプレミス環境にエクスポートできますか?
ニフクラはサーバーのエクスポート機能を提供しておりません。
バックアップソフト等によりお客様責任のもと実施される場合においては、以下の通りとなります。
- お客様自身が購入したWindows ServerをニフクラのVMインポート等で配備したサーバーの場合、エクスポートは可となります。
- ニフクラが提供するイメージ(スタンダードイメージ、パブリックイメージ)から作成したサーバーの場合、エクスポートは不可となります。
Windows系OSをインポートする場合、OSのライセンスは持ち込みますか?
持ち込む必要はありません。
Windows系OSをVMインポートで持ち込んだ場合、OSのライセンスとしてニフクラのSPLAライセンスが自動で適用されます。
SQL Server
SQL Serverを含んだニフクライメージからサーバーを作成した場合、別途ライセンスを購入する必要はありますか?
SQL Serverのライセンス費用が含まれておりますので、別途ライセンスを購入する必要はありません。
SQL Serverライセンスの持ち込みは可能でしょうか?
はい、可能です。
お客様が有効なソフトウェア・アシュアラインス(SA権)付きのライセンスをお持ちで、ライセンスモビリティの手続きが完了していることが条件となります。
持ち込み後もお客様自身のライセンスとして管理する責任がありますので、取り扱いはご注意いただきますようお願いいたします。
SQL Serverのインスタンス名の変更、名前付きインスタンスの追加を行うにはどのようにすればよいでしょうか?
弊社が提供しているWindows ServerへSQL Serverを持ち込むことで対応することができます。
ニフクラで提供外のSQL Serverのバージョンやエディションを利用するにはどのようにすればよいでしょうか?
質問「SQL Serverライセンスの持ち込みは可能でしょうか?」をご参照ください。
Microsoft Office
Microsoft Officeライセンスの持ち込みは可能でしょうか?
ライセンスモビリティとしての持ち込みはできません。詳細はMicrosoftから公開している最新の製品条項(PT)をご確認ください。
お客様自身がSPLA契約をお持ちで、データセンタープロバイダー(DCP)としてニフクラのWindows Serverを利用する場合は、お客様のライセンスが利用可能です。詳細はMicrosoftから公開している最新のサービスプロバイダー製品使用権説明書(SPUR)をご確認ください。
RDS
RDSライセンスの持ち込みは可能でしょうか?
ライセンスモビリティとしての持ち込みはUser CALにおいて可能です。
お客様が有効なソフトウェア・アシュアラインス(SA権)付きのライセンスをお持ちで、ライセンスモビリティの手続きが完了していることが条件となります。詳細はMicrosoftから公開している最新の製品条項(PT)をご確認ください。
お客様自身がSPLA契約をお持ちで、データセンタープロバイダー(DCP)としてニフクラのWindows Serverを利用する場合は、お客様のライセンス(SAL)が利用可能です。詳細はMicrosoftから公開している最新のサービスプロバイダー製品使用権説明書(SPUR)をご確認ください。
利用ライセンス数の申請について、先月とRDSの総利用者数が同じ場合に申請は必要でしょうか?
一度ライセンス数をご申請されると翌月以降もその数は引き継がれるため、先月とRDSの総利用者数が同じ場合、申請は不要です。
ライセンスモビリティについて
IaaS環境では、ライセンスモビリティが適用できます。
お客様のボリュームライセンスを利用する場合
富士通はモビリティパートナーの認定を受けており、ソフトウェア アシュアランスのライセンスモビリティを利用できます。
対象製品の詳細はMicrosoft社の製品条項を確認してください。
ライセンスモビリティの利用は、お客様で手続きが必要です。Microsoft社のソフトウェア アシュアランスによるライセンス モビリティを参照して手続きをしてください。
ライセンス確認フォームへ記載する内容
必ず、Microsoft社が公開している「Authorized Mobility Partners」に記載の当社情報を確認し、申請してください。
万が一、下記内容とMicrosoft社の情報で齟齬がある場合は「Authorized Mobility Partners」に記載されているものを正の情報として記入してください。
認定モビリティパートナーの名称 | 富士通株式会社 |
Authorized Mobility Partner Name | FUJITSU LIMITED |
認定モビリティパートナーのWebサイトのURL | www.fujitsu.com |
Authorized Mobility Partner Website URL | www.fujitsu.com |
認定モビリティパートナーの電子メールアドレス | fjct-ms-mbpartner@dl.jp.fujitsu.com |
Authorized Mobility Partner Email Address | fjct-ms-mbpartner@dl.jp.fujitsu.com |
お客様のSPLAを利用する場合
サービス プロバイダー製品使用権説明書 (SPUR) においてDCP対象となっている製品はお客様のSPLAを利用して展開できます。
ニフクラ上で利用するお客様のSPLAライセンスは、お客様による適切な購入、管理を実施してください。
詳細はMicrosoft社または販売代理店へ問い合わせてください。
専有環境上での利用について
専有コンポーネント、プライベートリソース、プライベートリージョンは専用環境となり、お客様のボリュームライセンスまたはSPLAを通じて購入した製品を展開できます。
サーバー全体のバックアップとリストア時のご注意事項
Microsoft製品(Windows Serverなど)入りの仮想サーバーを利用中で、バックアップソフト等でバックアップを取得している仮想サーバーと異なる別の仮想サーバーを復元先とする場合、バージョンは同一である必要はありますか?
バックアップを取得しているサーバーと異なるバージョンで問題ございません。ただし、ニフクラでは、仮想サーバーの作成元となったイメージに予めインストールされているMicrosoft製品に基づき、ご利用製品・バージョン・ご利用ライセンス料金が決定されますので、コントロールパネル等から対象の仮想サーバーのOS名を確認しますと、復元先の仮想サーバーのOS名表記のままとなります。
自動的にバージョンの書き換えは行われませんので、復元後の仮想サーバーがどのバージョンをご利用かは、お客様自身で管理いただきますようお願いいたします。
ご利用製品・バージョン・ご利用ライセンス料金もバックアップ元の仮想サーバーに合わせて、自動的に書き換えは行われませんので、同じ作成元のイメージから作成した仮想サーバー、または同じ製品の組み合わせのイメージから作成した仮想サーバーを復元先としていただく必要があります。
誤って異なる製品の組み合わせの仮想サーバーを復元先としますと、正しくライセンス数が判定されず、不適切な製品利用(ライセンス利用)となりますのでご注意ください。
〈例〉
・正しい例_1
バックアップ取得対象の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition + リモートデスクトップ接続(RDS) + Office Standard
復元先の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition + リモートデスクトップ接続(RDS) + Office Standard
・正しい例_2
バックアップ取得対象の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server 2019 Standard Edition(64bit)
復元先の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server 2022 Datacenter Edition(64bit)
※ニフクラでは、Windows Serverのエディションの違いはライセンス利用料金に違いは生じませんので問題有りません
・誤った例_1
バックアップ取得対象の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition + リモートデスクトップ接続(RDS) + Office Standard
復元先の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition
・誤った例_2
バックアップ取得対象の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition + Microsoft SQL Server Standard Edition
復元先の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition
・誤った例_3
バックアップ取得対象の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition + Microsoft SQL Server Standard Edition
復元先の仮想サーバーの作成元となったイメージ: Windows Server Standard Edition + Microsoft SQL Server Enterprise Edition
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