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【重要なお知らせ】サービス統合に基づくサービス名称の読み替えのお願い(2024年4月1日)

2024年4月1日をもって、「ニフクラ」は、「FJcloud-V」に統合し、名称を変更しました。
当サイトのアドレス(ドメイン名)に含まれる「nifcloud.com」は現時点では変更はございませんが、
各ページに記載の「ニフクラ」「NIFCLOUD」「nifcloud」は、「FJcloud-V」に読み替えていただきますようお願いいたします。

ニフクラ ユーザーガイド

OSイメージ:Linux

Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/AlmaLinux

提供イメージの設定内容

スタンダードイメージとして提供しているRed Hat Enterprise Linux(以下RHEL)/CentOS/Rocky Linux/AlmaLinuxのOSイメージは以下の設定を行っております。

項目 設定内容 対象
パッケージ @Core@Base@Japanese Supportのパッケージグループをインストール すべて
初期ユーザ root すべて
ロケール en_US.UTF-8を指定 すべて
タイムゾーン Asia/Tokyoを指定 すべて
キーボード 日本語キーボードを指定 すべて
Ctrl+Alt+Delete 入力時の再起動を無効 RHEL 8.5以降とすべてのRocky Linux/AlmaLinux
ネットワーク設定 インターフェイス設定 (ifcfg) ファイルを利用 8.x以前
keyfileを利用に変更 9.x以降
NTP ntpdを利用 6.x以前
chronyを利用 7.x以降
ネームサーバー DNSキャッシュサーバーとしてbindをインストールし、ローカルのDNSキャッシュサーバーを参照 6.x以前
DNSキャッシュサーバーとしてunboundをインストールし、ローカルのDNSキャッシュサーバーを参照 7.x以降
ファイアウォール ファイアウォールを有効 RHEL 7.x以前
ファイアウォールを無効 RHEL 8.0以降, すべてのCentOS/Rocky Linux/AlmaLinux
SELinux Permissiveモードに設定 7.x以前
Enforcingモードに設定 8.0以降
管理 open-vm-toolsをインストール すべて
OS初期化スクリプト(nifcloud_initまたはniftycloud_init)をインストール すべて
OpenSSH 8.7を利用 8.x以前
8.8を利用 9.x以降
Red Hat Enterprise Linux/Rocky Linux/AlmaLinux 9.0以降の変更について

Red Hat Enterprise Linux/Rocky Linux/AlmaLinux 9.0以降のイメージから作成したサーバーについて、以下の変更を行っております。

  • ネットワークのインターフェースの設定ファイルをインターフェイス設定 (ifcfg) ファイルからkeyfileを使用するように変更しました。
  • OpensSSHのバージョンが8.8を採用するように変更されました。そのため、ssh-rsaが廃止され、rsa-sha2-256rsa-sha2-512に対応していないSSHクライアントは公開鍵認証によるSSH接続ができなくなります。
Red Hat Enterprise Linux 8.0/CentOS 8.0以降の変更について

Red Hat Enterprise Linux 8.0およびCentOS 8.0以降のイメージから作成したサーバーについて、以下の変更を行っております。

  • パッケージのアップデートを実施すると、カーネルも自動でアップデートされるようになりました。
  • 7.x以前のイメージから作成したサーバーでは、yum.confファイルのexclude行をコメントアウトすることで、カーネルアップデートを行うことが可能です。
/etc/yum.conf
#exclude=kernel* redhat-release*
  • SELinuxを有効化(Enforcingモード)しております。
  • ファイアウォールは無効化しております。
その他注意事項
  • 以下のOSは、SELinuxのデフォルト設定がPermissiveになっています。
    SELinuxの設定はgetenforceで確認してください。
    • Red Hat Enterprise Linux 5.11(64bit)
    • Red Hat Enterprise Linux 6.6(64bit)
    • Red Hat Enterprise Linux 7.1(64bit)
  • ニフクラが提供するRHEL(サブスクリプション付き)にはサブスクリプション契約も包括されます。
  • RHEL(サブスクリプション付き)にEUSやAUSなどのオプションは付与されていません。

Ubuntu

提供イメージの設定内容

スタンダードイメージとして提供しているUbuntuのOSイメージは以下の設定を行っております。

項目 設定内容 対象
パッケージ 「Ubuntu Server」でインストール すべて
初期ユーザ root すべて
ロケール en_US.UTF-8を指定 すべて
タイムゾーン Asia/Tokyoを指定 すべて
キーボード 日本語キーボードを指定 すべて
NTP systemd-timesyncdを利用 16.04, 18.04 (2020/08/25以降), 20.04以降
chronyを利用 18.04 (2020/08/24以前)
ネームサーバー DNSキャッシュサーバーとしてbindをインストールし、ローカルのDNSキャッシュサーバーを参照 16.04, 18.04 (2020/08/24以前)
DNSキャッシュサーバーとしてunboundをインストールし、ローカルのDNSキャッシュサーバーを参照 18.04 (2020/08/25以降), 20.04以降
ファイアウォール ファイアウォールを有効 16.04, 18.04 (2020/08/24以前)
ファイアウォールを無効 18.04 (2020/08/25以降), 20.04以降
管理 open-vm-toolsをインストール すべて
OS初期化スクリプト(nifcloud_initまたはniftycloud_init)をインストール すべて
Ubuntu 20.04以降/Ubuntu 18.04 (2020/08/25以降)の変更について

Ubuntu 20.04以降およびUbuntu 18.04で2020/08/25以降のイメージから作成したサーバーについて、以下の変更を行っております。

  • 時刻同期をsystemd-timesyncdに変更しております。
  • ネームサーバーをunboundに変更しております。
  • 自動アップデートは無効化しております。
  • ファイアウォールは無効化しております。

カーネルアップデート時の注意事項

  • カーネルアップデートなど、お客様がサーバー環境を変更されたことによる不具合などの問題についてはサポート対象外となり、復旧はいたしかねますのでご注意ください。
    • カーネルのアップデートに伴い、既存の各種ドライバが動作しなくなる恐れがございます。
    • 作業ミスによりOSが起動しなくなる恐れがございます。
  • Red Hat Enterprise Linux (サブスクリプション付き)のOSにつきましては、カーネルアップデートを含む変更についてもサポート対象となります。
  • 本番環境で実施の際には、バックアップのご取得をお勧めします。

Red Hat Enterprise Linuxのライセンスについて

VMインポートの機能にてRed Hat Enterprise Linuxを持ち込む場合は、Red Hat社サイトにて「Red Hat Cloud Access」登録が必要となります。
詳細は下記をご確認ください。

クラウド技術仕様/制限値(コンピューティング:Red Hat Cloud Acces)

Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/AlmaLinux/Ubuntuのサポート範囲について

Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Rocky Linux/AlmaLinux/Ubuntuのサポート範囲については、下記の「提供OSごとのサポート範囲」をご確認ください。

ニフクラサポート窓口について

CentOSからの他OSへの移行について

CentOS 8 から Rocky Linux, AlmaLinux へ移行を実施する場合、一般公開されている移行ツールはOSを含む上位層における変更となるため、ニフクラではサポート外となります。
Rocky Linux, AlmaLinux のスタンダードイメージよりサーバーを作成し移行ください。

rootのパスワードについての注意事項

rootユーザーでコンソール接続する場合、事前にパスワードの設定が必要です。また、シングルユーザーモードでログインすることも可能です。詳細は下記ページをご覧ください。

公式FAQ: Linuxのrootユーザーのパスワード設定は必要ですか?

リポジトリサーバーについて

  • Linux系OSにおいて、yum、dns、apt-get等を使用してリポジトリにアクセスする場合はグローバルIPを経由したインターネット通信が必要です。
    • ニフクラ提供のRHELにおいても、グローバルIPを経由したインターネット通信が必要となります。
    • グローバル側NICを利用しない場合のリポジトリサーバーへの接続は、お客様にてインターネットへの通信経路を確保してください。
  • FWで特定のポートの通信を閉じている場合は失敗する可能性がございます。問題が解決しない場合はニフクラFWの初期値である、「22(SSH)の受信のみ許可」の設定をお試しください。
  • 「Red Hat Enterprise Linux サブスクリプション付き」は、ニフクラの用意したリポジトリのみ参照できます。参照先を変更することはできません。
  • Red Hat CodeReady Linux Builderを利用される場合、ユーザーガイド:CodeReady Linux Builder リポジトリ参照先設定方法を参照してください。
  • ニフクラ提供のRHELで提供されるパッケージのバージョンは、以下のコマンドを実行し確認可能です。
    1. /etc/yum.conf 内の exclude 行をコメントアウトする。
    2. 以下コマンドを実行する。
      • 利用できるパッケージすべてのバージョンを取得する場合

        # yum list all > ./latest_packages.log
        ※ latest_packages.log に出力されるリポジトリ名の先頭に @ が付いているパッケージは現在インストールされているパッケージです
      • 特定のパッケージのみを確認する場合

        • 特定パッケージの最新バージョンを取得する場合

          # yum search <package_name>
        • 特定パッケージの利用できるすべてのバージョンを取得する場合

          # yum --showduplicates search <package_name>


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  • ※本ページの内容は、2024年11月29日時点の情報です。

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