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【重要なお知らせ】サービス統合に基づくサービス名称の読み替えのお願い(2024年4月1日)

2024年4月1日をもって、「ニフクラ」は、「FJcloud-V」に統合し、名称を変更しました。
当サイトのアドレス(ドメイン名)に含まれる「nifcloud.com」は現時点では変更はございませんが、
各ページに記載の「ニフクラ」「NIFCLOUD」「nifcloud」は、「FJcloud-V」に読み替えていただきますようお願いいたします。

ニフクラ ユーザーガイド

導入

※本仕様は2023年9月時点のものであり、予告なしに変更される場合があります。検討時には Acronis マニュアル 保護計画とモジュールにて最新情報を確認してください。

本ユーザーガイドについて

インストール前の確認事項

Acronisエージェントは、OS ごとに必要なスペックや前準備があります。本項の内容を参考に準備してください。

すべてのOSで共通の確認事項
  1. インストールに十分な空き容量があるか確認

    環境 エージェント 必要なディスク領域
    Windows エージェント for Windows 1.2GB
    Linux エージェント for Linux 2GB
    Windows+SQL Server SQL エージェントと Windows エージェント 1.2GB
  2. DNS を設定しているか確認
    名前解決ができることを確認してください。

  3. 適切なファイアウォール設定ができているか確認
    以下の URL を参照して、Acronisのマネージャへの通信要件を満たすファイアウォールの設定を確認してください。
    クラウド技術仕様/制限値(ニフクラ バックアップ/セキュリティサービス(Acronis Cyber Protect Cloud))_通信要件

Linux 利用時の確認事項

利用するディストリビュージョンに必要なパッケージは、Acronis エージェントのインストーラーが自動的にインストールします。
パッケージが不足していると出た場合は、Acronis ユーザーズガイド Linux 版パッケージ一覧確認 URLを参照し、利用するディストリビュージョンに必要なパッケージを手動でインストールしてください。
※インストールするパッケージはカーネルのバージョンに適合している必要があります。

グローバル IP を所持していない VM 利用時の確認事項
  • squidなどで作成したプロキシサーバー経由でインターネット接続を実施している環境
    squidなどのプロキシサーバー経由でエージェントをインストールするには、以下の手順で実施してください。
    ※ニフクラルーターの Web プロキシ機能はAcronisエージェントのインストールおよび稼働に利用できません。

    • /opt/acronis/etc/aakore.yaml ファイルの修正
      env セクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。

      env: 
          http-proxy: proxy\_login:proxy\_password@proxy\_address:port
          https-proxy: proxy\_login:proxy\_password@proxy\_address:port
    • インストールファイルの実行コマンド

      ./<インストールファイル名>  --http-proxy-host=<ADDRESS> --http-proxy-port=<PORT>

      or

      ./<インストールファイル名>  --https-proxy-host=<ADDRESS> --https-proxy-port=<PORT>

      ※ 上記コマンドのどちらかを実行してください。
      <ADDRESS>はプロキシサーバーの IP アドレスへ書き換えてください。
      <PORT>は squid で設定している port へ書き換えてください。

      ログインを必要とするプロキシサーバーは、追加で以下オプションを設定してください。

      --http-proxy-login=<LOGIN> --http-proxy-password=<PASSWORD>

      <LOGIN >はプロキシサーバーへのログイン ID へ書き換えてください。
      <PASSWORD>はプロキシサーバーへのログイン PW へ書き換えてください。

      詳細はAcronis マニュアル プロキシサーバー設定の構成を参照してください。

  • ニフクラルーターのNAT機能でインターネット接続を実施する方法
    ニフクラルーターを以下設定にしてください。

    • ルーター設定

      設定項目 設定内容
      ネットワーク ・共通グローバルに接続してください
      ・対象VMが存在するプライベートネットワークに接続してください
      ルートテーブル 設定不要
      ※ただし、ルーターのルートテーブルにデフォルトゲートウェイを変更するようなルールが存在している場合は、Acronisのマネージャ宛ての通信を特定のゲートウェイから送信するようなルートテーブルを追加する必要があります。
      SNAT 優先度:任意の数値
      プロトコル:ALL
      送信元:対象 VM の IP アドレス
      アウトバウンド:共通グローバル
      DNAT 設定不要
      Web プロキシ 設定不要
      DHCP コンフィグ 設定不要

エージェントのインストール方法

各OSにおける、エージェントの説明とインストール方法を解説します。

OSと利用するエージェントの対応
バックアップ対象 エージェント
Linux OS エージェント for Linux
Windows OS エージェント for Windows
SQL データベース エージェント for SQL, エージェント for Windows

※ エージェント for SQL をインストールすると「エージェント for Windows」も同時にインストールされます。

全エージェント共通操作

Acronisの管理画面 へログインし、画面左メニュー【デバイス】> 画面上部【追加】と進み、対象のエージェントインストーラーをダウンロードしてください。

※ 表示された画面を下までスクロールすると Microsoft SQL Server が確認できます。
※ ダウンロード時に使用していた Acronis アカウントがインストーラーに組み込まれます。インストーラーはAcronisのアカウントごとにダウンロードしてください。

ダウンロードができたら、利用するOSに合わせた手順を参照しインストールしてください。

Linux 利用時の操作
  1. 全エージェント共通操作でダウンロードしたエージェントインストーラーをバックアップ対象サーバーに転送してください。

  2. 対象サーバーでエージェントインストーラーを実行
    利用する OS を選択してください。

    ※インストーラーの実行時、Cyber Protection サービスにマシンを登録する方法をデフォルト以外にすると、Cyber Protection サービスのユーザー名とパスワードが要求されます。

    Acronis マニュアル Linux でプロテクションエージェントをインストールする

    • 成功例


    • 失敗例

      • 上記エラーの対応方法

        /etc/yum.conf を以下のように修正してください。

        修正前

        exclude=kernel* centos-release* kmod-kvdo*

        修正後

        # exclude=kernel* centos-release* kmod-kvdo*
  3. 管理画面から登録
    ※ここからは管理画面の操作となります。

  4. 表示された画面を下までスクロールすると登録ボタンが確認できます。




    ※デバイスの一覧を簡易表示設定で表示しています。

Windows 利用時の操作
  1. 対象サーバーにて、全エージェント共通操作を実行

  2. ダウンロードした Acronis エージェントのインストーラーを実行




    ※デバイスの一覧を簡易表示設定で表示しています。

SQLデータベース利用時の操作
  1. 対象サーバーにて、全エージェント共通操作を実行

  2. ダウンロードしたAcronisエージェントのインストーラーを実行




    ※ デバイスの一覧を簡易表示設定で表示しています。

接続確認ツール(疎通確認ツール)で通信確認

エージェントをインストールする前に本ツールを実行し、ネットワーク構成にある問題を確認してください。

  • Acronis Cyber Protect, Acronis Cyber Backup: Connection Verification Tool - CVTから接続確認ツールを対象サーバーにダウンロードし、実行してください。
    ※ 実行時の<login> は利用しているAcronisアカウントに置き換えて実行してください。
    -p=<password> オプションは利用できません。実行時にパスワードを入力してください。
    ※二要素認証をお申し込みのお客様は疎通確認ツール実行時に、ワンタイムパスワードを要求されます。認証システムアプリに表示される6桁のコードを入力してください。
    • 実行結果例(成功例)

        [xxx@xxxx]# ./linux_port_checker_en-US_x86_64 -u=xxx
        Check for jp-cloud.acronis.com 443 Ok
        Check for ams7799-jp-cloud.acronis.com 443 Ok
        Check for baas-fes-jp2.acronis.com 44445 Ok
        Check for rs-jp-cloud.acronis.com 443 Ok
    • 実行結果例(失敗例)

        [xxx@xxxx]# ./linux_port_checker_en-US_x86_64 -u=xxx -p=xxx
        Error 0x2470001: HTTP transfer error
        | line info: 0xcbd08862963188ae
        | $module: msp_port_checker_lxa64_215
        |
        | error 0x2260006: Couldn't resolve host 'baas.acronis.com'
        | line info: 0xcbd08862963188af
        | $module: msp_port_checker_lxa64_215

よくあるお問い合わせ

本項目では、よくあるお問い合わせ内容を記載しています。

エージェントの更新
  • デフォルトではエージェントは自動的にアップデートされます。
    自動アップデートの停止は、画面左メニュー【設定】>【エージェント】から以下の方法で設定可能です。 ※各デバイスに適応する設定と、全デバイスに適応する設定があります。

  • オレンジの注意マークが出ているデバイスは、最新バージョンへアップデートできます。

  • 各デバイスで自動アップデートを停止する方法
    操作対象のエージェント名、左のチェックボックスを選択します。複数のエージェントを選択して設定できます。




    • 個別に設定した自動更新の設定をデフォルト設定にリセットする方法

  • 全デバイスで自動アップデートを停止する方法


    デフォルトではエージェントの自動アップデートはONになっています。OFFに変更してください。

  • エージェントの詳細な更新方法はAcronis マニュアル プロテクション エージェントのアップデート を確認してください。

システムレポート(システム情報)の取得方法
  • システムレポートの取得方法は、Acronis Cyber Protect Cloud: Collecting system informationを参照してください。
    システムレポートは発生した不具合の原因究明に利用します。 不具合が発生した時はシステムレポートを取得の上、問い合わせしてください。
     問い合わせ先:ベーシックサポート(トラブル窓口)

  • エージェントインストール済みのデバイスでシステムレポートを取得する方法


    システム情報の収集を選択すると、zipファイルとしてデータが保存されます。

    • Acronisエージェントがインストールされていないか、コンピューターがオフラインの場合は手動での取得方法 を参考に、対象サーバーで情報を取得してください。


フィードバック

サービス利用中のトラブルは、ニフクラサポート窓口にお願いします。

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