バックアップ
※本仕様は2023年9月時点のものであり、予告なしに変更される場合があります。検討時にはWEBページにて最新情報をご確認ください。
本ハンドブックについて
- 本ハンドブックでは、Acronis Cyber Protect Cloud(以降は Acronis と表記します)をお申し込みいただいたお客様へ、データのバックアップ方法の操作について説明しております。
- 使用している画面イメージは一部開発時のものを使用しているため、提供時の画面とは違う場合がございます。
- 本ハンドブックの画面スクリーンショットは、オプション機能である「アドバンスドセキュリティ」「アドバンスドマネージメント」「アドバンスドバックアップ」が有効のアカウントを使用しております。お客様によっては、スクリーンショットの細部が異なる場合がございますのでご注意ください。
- サービスについては以下の WEB サイトをご参照ください。
▼バックアップ セキュリティサービス(Acronis Cyber Protect Cloud)- サービスを利用される際の注意事項は、クラウド技術仕様/制限値(Acronis) ならびに以下 FAQ をご参照ください。
▼FAQ (よくあるご質問)
- サービスを利用される際の注意事項は、クラウド技術仕様/制限値(Acronis) ならびに以下 FAQ をご参照ください。
- 本ハンドブックとあわせて Acronis マニュアルをご参照ください。
▼Acronis マニュアル 保護計画とモジュール - サービスの導入や復元の方法については以下のハンドブックをご参照ください。
▼導入
▼復元
▼復元 ISOイメージ
保護計画の設定方法
本項目では保護計画の基本的な作成方法や設定に関する操作をご紹介します。
▼詳細につきましては保護計画とモジュール より保護計画の作成 をご参照ください。
作成手順
保護計画は以下二通りの方法で作成いただけます。
- [デバイス] タブでの操作:選択したデバイスに対して保護計画を作成します。
- [管理] 内、[保護計画] タブでの操作:保護計画を作成後にデバイスを選択します。
二通りの方法の詳細を記載します。
[デバイス] タブでの操作
- 「デバイス」の「すべてのデバイス」から、保護するデバイスを選択後、「保護」を選択してください。
- すでに保護計画を適用済みの場合は、「計画を追加」を選択してください。
保護計画を作成していない場合は、「計画を作成」から「保護」を選択してください。
- 保護計画のテンプレートが開きます。必要な設定を変更します。
- 保護計画名を変更するには、鉛筆のアイコンを選択してください。
- 「名前の指定」から「計画名」を入力してください。
- 準備ができましたら、「作成」を選択してください。
[管理] 内、[保護計画] タブでの操作
- 「管理」から「保護計画」を選択し、「計画の作成」を選択してください。
- 保護計画のテンプレートが開きます。必要な設定を変更します。
- 保護計画名を変更するには、鉛筆のアイコンを選択してください。
- 計画を適用するデバイスを選択するには、「デバイスの追加」を選択してください。
- 準備ができましたら、「作成」を選択してください。
保護計画を停止する方法
保護計画は以下の三通りの方法で停止することができます。
- 保護計画の取り消し
選択したデバイスから保護計画が削除されます。 この保護計画が適用された他のデバイスでは引き続き保護対象となります。 - 保護計画の無効化
無効化された保護計画は非アクティブになります。 デバイスには引き続き適用された状態にはなりますが、実行されることはありません。 - 保護計画の削除
削除された保護計画は、適用済みのすべてのデバイスで取り消され、コンソールからも削除されます。
詳細設定は以下の URL をご参照ください。
▼保護計画を使用した操作
各方法について説明します。
保護計画の取り消し
- 「すべてのデバイス」から、計画を取り消すデバイスを選択してください。
保護メニューから取り消す保護計画を選択し、計画名の横にある省略記号アイコン(…)から「取り消し」を選択してください。
または、「管理」から「保護計画」を選択し、取り消す保護計画を選択してください。
- 編集メニューから「デバイスの管理」を開いてください。
- [デバイス] ウィンドウで、計画を取り消すデバイスを選択してください。
- 「削除」を選択してください。
- 「デバイス」ウィンドウで「完了」を選択してください。
- 保護計画テンプレートで「保存」を選択してください。
保護計画の無効化
- 「すべてのデバイス」から、計画を取り消すデバイスを選択してください。
- 保護メニューから取り消す保護計画を選択し、計画名の横にある省略記号アイコン(…)から「無効化」を選択してください。
または、「管理」から「保護計画」を選択し、有効/無効にする 1 つまたは複数の保護計画を選択してください。
「編集」から、それぞれ「有効化」、「無効化」いずれかを選択してください。
▼一時的にバックアップを取得しないようにする手順は以下をご参照ください。
一時的にバックアップを取得しないようにする手順
保護計画の削除
- 「すべてのデバイス」から、計画を取り消すデバイスを選択してください。
- 保護メニューから取り消す保護計画を選択し、計画名の横にある省略記号アイコン(…)から「削除」を選択してください。
または、「管理」から「保護計画」を選択し、削除する保護計画を選択して「削除」を選択しください。
- 「計画の削除」チェックボックス内「計画の削除を確定します」にチェックを入れ、「削除」を選択してください。
- 「保護計画」の一覧から削除されたことを確認できます。
スケジュールについて
本項目では、バックアップ設定で利用可能なバックアップスキームとスケジュールについて説明しております。
▼Acronis のバックアップスキームとスケジュールについては以下をご参照ください。
「ワークロード/ファイルのバックアップを復元および管理する」よりバックアップスケジュール
スケジュールの考え方
保護計画のスケジュール設定では、以下のバックアップスキームを選択いただけます。
- 常に増分(単一ファイル)
初回に完全バックアップを実行し、その後はすべて増分バックアップとなります。 - 常に完全
すべてのバックアップが完全バックアップで実行されます。 - 週単位で完全、日単位で増分
完全バックアップを週に 1 回実行し、その他は増分バックアップとなります。 - 月単位で完全、週単位で差分、日単位で増分(GFS)
完全バックアップを月に 1 回、差分バックアップを週に 1 回、増分バックアップは毎日実行されます。 - カスタム
完全・差分・増分バックアップを自由にスケジュールすることが可能です。
スケジュールの設定画面からバックアップスキームを選択いただけます。
※「月単位で完全、週単位で差分、日単位で増分(GFS)」を選択すると、保護計画パネル上には「カスタムスキーム」として表示されます。
※各バックアップスキームは時刻によるスケジュールがデフォルトで設定されておりますが、スケジュールの詳細設定から任意のスケジュールを指定いただけます。
注意事項
保護計画のスケジュール設定における注意事項を説明します。
- 一度保護計画を作成すると、バックアップスキームは変更することができません。
- バックアップスキームを切り替えたい場合は、新しい保護計画を作成してください。
- 時刻ではなく、イベント別にバックアップのスケジュールを設定することも可能です。
バックアップ方法
本項目では、バックアップの詳細設定や基本的な操作方法について説明しております。
基本操作_バックアップ対象の選択
バックアップ対象の選択
バックアップの対象は次のいずれかを選択いただけます。
- マシン全体
- ディスク/ボリューム
- ファイル/フォルダ
詳細については、下記の Acronis 社のドキュメントをご参照ください。
▼Acronis マニュアル バックアップ対象の選択
※特定のディスクやファイルをバックアップしたい場合は、それぞれ「ディスク/ボリューム」、 「ファイル/フォルダ」を選択してください。
※「システム状態」については以下の URL をご参照ください。
▼Acronis マニュアル システム状態の選択
マシン全体の設定手順
- 「マシン全体」を選択してください。
ディスク/ボリュームの設定手順
- 「バックアップする項目」を選択してください。
- 「ルールの追加」でバックアップの対象を選択してください。
- 「OK」を選択してください。
- 「バックアップの対象」、「バックアップする項目」から確認可能です。
ファイル/フォルダの設定手順
- 「バックアップする項目」を選択してください。
- 「Select files and folders」を選択してください。
- バックアップ対象のファイル/フォルダを選択してください。
- 「OK」を選択してください。
- 「バックアップの対象」、「バックアップする項目」から確認可能です。
基本操作_バックアップ先の選択
バックアップ先は次のいずれかを選択いただけます。
- クラウドストレージ
- ローカルフォルダ
- ネットワークフォルダ
- スクリプトで定義(Windows を実行するマシンに対して利用可能)
詳細については、下記の Acronis 社のドキュメントをご参照ください。
▼Acronis マニュアル バックアップ先の選択
※パスワードで保護された NFS フォルダをバックアップ先に指定することはできません。
クラウドストレージの設定手順
※デフォルトではクラウドストレージが選択されています。
- 「バックアップ先」を選択してください。
- 「Cloud storage」を選択してください。
ローカルフォルダの設定手順
- 「バックアップ先」を選択してください。
- 「ロケーションを追加」を選択してください。
- 「ローカルフォルダ」を選択してください。
- フォルダを指定し、「追加」を選択してください。
- 指定したローカルフォルダが選択されます。
ネットワークフォルダの設定手順
- 「バックアップ先」を選択してください。
- 「ロケーションを追加」を選択してください。
- 「ネットワークフォルダ」を選択してください。
- フォルダを指定し、黄緑の矢印を選択してください。
- 「資格情報の指定」に必要事項を入力し、「OK」を選択してください。
- 「追加」を選択してください
- 指定したネットワークフォルダが選択されます。
スクリプトで定義の設定手順
- 「バックアップ先」を選択してください。
- 「ロケーションを追加」を選択してください。
- 「スクリプトで定義」を選択してください。
- 作成したスクリプトが選択されます。
保持する期間の設定
保持する期間は、「クリーンアップ」設定画面で次のいずれかを選択いただけます。
- バックアップ期間(デフォルト)
- バックアップ数
- バックアップの合計サイズ別
- 期間を制限せずにバックアップを保持する
詳細につきましては「ワークロード/ファイルのバックアップを復元および管理する」より「保持ルール」をご参照ください。
暗号化の設定
暗号化は、「パスワードの設定」をクリックして設定いただけます。
暗号化パスワードには、長さや複雑さの要件はございません。
※保護計画の作成後に暗号化の設定を修正することはできません。
※パスワードを紛失した場合、暗号化されたバックアップを復元することができなくなります。パスワードの再確認方法はございませんのでご注意ください。
スケジュールでバックアップ
バックアップスキームに設定されたスケジュールにより、自動でバックアップが実行されます。
スケジュールの選択時、「イベントの種類」を以下から選択いただけます。
時刻でスケジュール
前回のバックアップからの経過時間
ユーザーがシステムにログインするとき
ユーザーがシステムからログオフするとき
システムの起動時
システムのシャットダウン時
Windows イベントログ イベント発生時
▼「ワークロード/ファイルのバックアップを復元および管理する」の「スケジュール」より、「イベント別のスケジュール」をご参照ください。
一定の条件が満たされた場合にのみバックアップが実行されるように、開始条件を指定いただけます。詳細は以下の URL をご参照ください。
▼「ワークロード/ファイルのバックアップを復元および管理する」の「スケジュール」より「開始条件」をご参照ください。
手動でバックアップ
「すべてのデバイス」から、保護計画を設定済みのマシンを選択してください。
保護メニューに表示される「バックアップ」を選択してください。
複数の保護計画が適用されている場合はいずれか1つを選択してください。
「今すぐ実行」を選択してください。
増分バックアップが作成されます。
バックアップスキーム内に複数のバックアップ方法が含まれている場合は、「今すぐ実行」の横矢印ボタンを選択し、「完全」、「増分」、「差分」から選択してください。
バックアップの進行状況は、アクティビティメニューから確認可能です。
▼「バックアップ」より「手動でのバックアップの実行」をご参照ください。
バックアップファイルの削除
本項目では、バックアップファイルの削除方法と注意事項について説明しております。
▼詳細につきましては「ワークロード/ファイルのバックアップを復元および管理する」の「バックアップの操作」より「バックアップの削除」をご参照ください。
※バックアップを削除すると、そのデータは永久に消去され復元することができません。
※バックアップデータ容量によっては、削除の完了まで時間がかかる場合がございます。
削除方法
オンライン状態デバイスのバックアップの削除手順
- 「すべてのデバイス」から、バックアップを削除するデバイスを選択してください。
- 復元メニューを選択してください
- 単一のバックアップを削除する場合
削除するバックアップを選択し、ギアアイコンから「削除」を選択してください。
- バックアップチェーン全体を削除する場合
「すべて削除」を選択してください。 - 「削除」を選択し、操作を確定させてください。
任意デバイスのバックアップの削除手順
「バックアップストレージ」から、バックアップを削除するロケーションを選択してください。
選択したロケーション毎に現在のアカウントで表示が許可されているすべてのバックアップセットが表示されます。
※バックアップセット名は以下のルールに基づきます。- <デバイス名> - <保護計画名>
- <ユーザー名>または<ドライブ名> - <クラウドサービス> - <保護計画名> - クラウドツークラウドバックアップ向け
- <デバイス名> - <保護計画名>
バックアップセットを選択してください。
バックアップセット全体を削除するには、「削除」を選択してください。
選択したセット内で単一のバックアップを削除するには、「バックアップの表示」を選択してください。
削除するバックアップのギアアイコンから「削除」を選択してください。
「削除」を選択し、操作を確定させてください。
お問い合わせ
本ハンドブックの内容について不明点がある場合、またはバックアップにトラブルが発生した場合はお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お問い合わせの際は、該当の記載手順や記載箇所等をご記載頂くようお願いいたします。