Liveマイグレーション:仮想マシン要件
仮想マシンの移行要件
本サービスを用いて移行する仮想マシンおよび移行元のvSphere環境は、以下の要件を満たしてください。
なお、仮想マシンが要件を満たしているかを確認するには、チェックツールも利用してください。
概要
| 移行時に設定が可能なサーバータイプ | 最大12 vCPU, 64GBメモリまで選択できます。 ・Type-c2:c2-smallからc2-large8 ・Type-e2:e2-miniからe2-wlarge64 ・Type-h2:h2-miniからh2-tlarge64 |
| 移行時に設定可能な増設ディスク | 移行先リージョンで利用可能な増設ディスクを選択できます。 詳細はクラウド技術仕様/制限値(共通:ゾーン別機能対応表)_サーバー・ディスク機能を確認してください。 |
詳細
| 無停止切替 | バルク切替 | |
|---|---|---|
| 移行元環境のvSphereバージョン | 7.0~8.0 | 7.0~8.0 |
| 移行元環境のvSphereエディション | vDSが利用可能なエディション Enterprise Plus、Standard + vSAN等 |
Standard以上 |
| 移行元環境のNSX-vバージョン ※NSXをインストールしており、論理ネットワークの拡張、NSXのタグの移行を利用する場合のみ |
NSX-v 6.4.5以降 | 同左 |
| 仮想マシンハードウェアバージョン | vHW9~vHW21 | vHW7~vHW21 |
| データ転送時の最大並列実行数 | 仮想マシン100台以下 かつ ディスク プロビジョニングサイズ(仮想マシン全台の合計サイズ)10TB(10,000GB)以下 ※60台程度を推奨。 |
※60台程度を推奨。 |
| 移行元仮想マシンの最大サイズ(単体) | 12vCPU/64GBメモリ/ディスク プロビジョニングサイズ10TB(10,000GB)以下 ※選択可能なvCPU/メモリ/ストレージは移行先ゾーンに準拠します。 |
同左 |
| マイグレーションHubへのデータ転送に利用可能なネットワーク | インターネット回線、構内接続 | 同左 |
| 移行元仮想マシンの最大ディスク本数 | 15本(OS領域を含む) ※ローカルディスク(OS領域)1本+増設ディスク14本の計15本。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンの最大単一ディスクサイズ | ローカルディスク:2TB(2,000GB)/ディスク 増設ディスク:4TB(4,000GB)/ディスク ※実サイズと割当サイズともに上記サイズまで。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのBIOS選択肢 | BIOSまたはEFI | 同左 |
| 移行元仮想マシンの仮想ディスクアダプタータイプ選択肢 | SCSI ※SCSI以外(IDR, SATA, NVMe等)は未サポート。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのCDおよびDVDドライブ移行可否 | 不可 ※移行実行時にマウントを取り外してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのISOイメージマウント移行可否 | 不可 ※移行実行時にISOマウントを外してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのスナップショット移行可否 | 不可 ※移行実行時にスナップショットを削除してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンでサポートされないAttribute | 共有VMDK | なし |
| 移行元仮想マシンの独立型ディスクサポート可否 | 不可 ※独立型ディスクは削除してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンの物理互換RDMサポート可否 | 不可 ※RDMデバイスは削除してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのDirectPath I/Oが構成されている場合の移行可否 | 不可 ※DirectPathデバイスは削除してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンがVMDK共有(Multi-WriterまたはFT-enabled)の場合の移行可否 | 不可 ※FT/マルチライターを無効化してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンの物理共有SCSIバスが設定されている場合の移行可否 | 不可 ※物理共有SCSIパスを削除してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンでGracefulパワーオフが実行できない場合の移行可否 | 可 | 不可 ※Force Power-offオプションの利用で対応可。 |
| 移行元仮想マシンのNSX Security tagや仮想マシンに関する設定 | 不可 ※移行元仮想マシンの個別設定は移行されません。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンがCBT有効状態での移行可否 | 可 ※移行の際にVMware HCXがCBTを自動的に無効にします。 |
可 |
| 移行元仮想マシンの仮想ネットワークアダプタ選択肢 | VMXNET3 E1000 E1000E |
同左 |
| 移行元仮想マシンの追加デバイス対応可否 | 不可 ※移行実行時にUSBデバイス等は取り外してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのリソースリミット設定可否 | 不可 ※移行実行時にCPUやメモリの予約等のリソースリミット設定は解除してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのMACアドレス継続利用 | 可能 ※既存サーバーと重複した場合は移行元仮想マシン側が変更されます。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのIPアドレス継続利用 | プライベートIPアドレスのみ可能 ※「プライベートLAN」のサービス仕様に準拠します。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンのVMware Toolsインストール要否 | 必要 詳細はクラウド技術仕様/制限値(コンピューティング:VMware Tools/open-vm-tools)_VMware Tools/open-vm-toolsのバージョンについてを確認してください。 |
同左 |
| 移行元仮想マシンの対応OSタイプ選択肢 | 当サービスのサービス仕様に準拠します。 ※サービス仕様外のOSもお客様動作確認の上、持ち込みできます。 |
同左 |
| ネットワークの最低帯域 | 100Mbps以上 ※1Gbps(実測800Mbps)程度がマイグレーション帯域として利用可能であれば理論上の最大速度となります。 |
同左 |
| vMotion暗号化モード | 「任意」モードで実行 ※暗号化モードが「必須」で設定されている場合、VMware HCXによる移行時に暗号化モードを「任意」に変更してください。 |
同左 |
詳細はクラウド技術仕様/制限値(Liveマイグレーション:チェックツール)を確認してください。
注意事項
移行する仮想マシンのリソース設定
- 移行する仮想マシンのCPU、メモリの設定がマイグレーション実行時に指定された当サービスのサーバータイプに満たない場合、仮想マシンのリソース設定は変更されずに指定されたサーバータイプの課金が発生します。
- 3CPU、メモリ3GBの仮想マシンをlargeのサーバータイプを指定しマイグレーションした場合
- CPU、メモリの設定は変わらずに、課金のみlargeの金額となります。
- 無駄な課金を防ぐため、以下の対策を実施してください。
- 移行前に仮想マシンのCPU、メモリ設定を弊社サービスの提供するスペックに変更する。
- 移行後に、コントロールパネルよりタイプを変更する。
- サーバータイプ変更の詳細な仕様は、クラウド技術仕様/制限値(コンピューティング:クラウド サーバー(共有)タイプ)_注意事項_サーバータイプ変更についてを確認してください。
- 3CPU、メモリ3GBの仮想マシンをlargeのサーバータイプを指定しマイグレーションした場合
移行する仮想マシンが持っているディスクの扱い
- ローカルディスクのサイズ
- ディスクのサイズは自動的に変更されません。
- 余分な課金を避けるため、ディスクのサイズを100GB単位に拡張してから移行してください。
- スタンダードイメージが提供するローカルディスクの容量を上回っている場合、ローカルディスク全体のサイズ100GB単位に対し超過ディスク料金が発生します。
- 移行後は、ローカルディスクはディスク拡張できません。
- 増設ディスクのサイズ
- ディスクのサイズは自動的に変更されません。
- 移行元仮想サーバーで各ドライブをそれぞれ独立したディスクに割り当てている場合。
- 増設ディスクは各ドライブごとに作成してください。
- 各ディスクの容量はドライブに割り当てている容量以上にしてください。
- 増設ディスクのタイプは必要となる性能を満たすものを選択してください。
- 移行元仮想サーバーで複数ドライブを同一ディスクに割り当てている場合。
- 増設ディスクの容量は移行元ディスクの容量以上に設定してください。
- 増設ディスクのタイプは必要となる性能を満たすものを選択してください。
- 余分な課金を避けるため、ディスクのサイズを100GB単位に拡張してから移行してください。
- 料金は100GB未満を100GB単位で切り上げて課金されます。
- 例1) 250GBの増設ディスクを移行すると、300GB分課金されますが、ディスクサイズは250GBのままです。
- 例2) 250GBの増設ディスクに100GBの容量拡張を実施すると400GB分課金されますが、ディスクサイズは350GBになります。
- 移行後は、増設ディスクの仕様に則ったディスク拡張が実施できます。
- 移行後に、増設ディスクの仕様に沿わないディスク拡張は実施できません。
- 移行時に100GB未満だった増設ディスクは、ディスクを付け替えてもディスク拡張はできません。
- 移行したサーバーに接続した増設ディスクのディスク拡張は、増設ディスクの仕様でサポートされるOSにディスクを付け替えて実施してください。
詳細はLiveマイグレーションで移行した増設ディスクのディスク拡張についてを確認してください。- ディスクの拡張は、1回100GB単位で拡張します。
- 例3) インポート時に250GBだったディスクは、100GBの容量拡張を実施すると350GBとなります。
- ディスクの拡張は、1回100GB単位で拡張します。
- 移行後に、増設ディスクの仕様に沿わないディスク拡張は実施できません。
移行する仮想マシンが利用するソフトウェアライセンスの扱い
- 当サービスへ移行する仮想マシンがMicrosoft製品を利用している場合は、クラウド技術仕様/制限値(コンピューティング:Microsoftライセンスに関するよくある質問)を確認してください。
- 当サービスへ移行する仮想マシンに、お客様が保有する「Red Hat Enterprise Linux サブスクリプション」が適用されている場合は、機能・サービス:Red Hat Cloud Accessを確認してください。
- Oracle Databaseがインストールされた仮想マシンは移行できません。Oracle Databaseを利用できる環境として、ライセンスのBYOL(Bring Your Own License)が可能なOVMを利用してください。
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