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【重要なお知らせ】サービス統合に基づくサービス名称の読み替えのお願い(2024年4月1日)

2024年4月1日をもって、「ニフクラ」は、「FJcloud-V」に統合し、名称を変更しました。
当サイトのアドレス(ドメイン名)に含まれる「nifcloud.com」は現時点では変更はございませんが、
各ページに記載の「ニフクラ」「NIFCLOUD」「nifcloud」は、「FJcloud-V」に読み替えていただきますようお願いいたします。

ニフクラ ユーザーガイド

クラウド トップ>Liveマイグレーション>技術仕様/制限値>Liveマイグレーション:マイグレーション実行

ニフクラ Liveマイグレーション:マイグレーション実行

マイグレーションHubからニフクラへVMをマイグレーションさせる機能です。

マイグレーションHubへの転送方法

マイグレーションHubへのデータ転送は、VMware HCXを用いた移行として行う必要があります。

種類 説明 VMware HCXの移行方法
無停止切替 無停止での移行となり、要件が厳しい仮想マシン移行が可能です。
オンプレミス仮想マシンのデータ抽出後、移行対象VMの電源断無く、数回の通信断で切り替えます。
※移行元に仮想マシンは残りません。
Replication Assisted vMotion(RAV)
バルク切替 切替に数分は要しますが、要件が緩和された仮想マシン移行が可能です。
オンプレミス仮想マシンのデータ抽出後、移行対象VMの再起動と数回の通信断で切り替えます。
※移行元に仮想マシンは残ります。
Bulk Migration

※詳しくはVMware HCX Documentation のご利用頂いているVMware HCXバージョンのHCX User Guideをご覧ください。

移行可能な環境

Liveマイグレーションでは以下の移行元から移行先環境への移行が可能です。

移行元 移行先
お客様オンプレミス環境 ニフクラ
プライベートリソース
プライベートリージョン

※一部移行出来ないゾーンがあります。詳しくはニフクラ ゾーン別機能対応表をご確認ください。

実行時のパラメーター

以下のパラメーターを指定し、マイグレーションを実行します。

パラメーター名 内容
マイグレーションHub ID ニフクラへのマイグレーションを実行するマイグレーションHubを指定します。
操作 マイグレーション時にチェックツールによるチェックのみか、チェックツールによるチェック&マイグレーションを実行するか選択します。
VMチェックツールの実行結果データ チェックツールの実行結果ファイルを指定します。
マイグレーションHub上に存在するVMがチェックツールの実行結果ファイルで指定されたサーバースペックでニフクラに登録、マイグレーションされます。
最大4MBまでのファイルをアップロードできます。
移行サイクルについて
  • VMware HCXを用いてマイグレーションHubに移行する際、仮想マシンのデータは専用のDatastoreに格納されます。
    マイグレーションHubから移行先環境となるニフクラに対しては、別途DatastoreからのStorage vMotionを行う必要があります。このVMware HCXによる移行からStorage vMotion完了までを「移行サイクル」と呼びます。
  • 移行サイクル1回につき、マイグレーションHub専用Datastoreのプロビジョニング容量上限まで転送が可能です。
    容量上限に到達した場合、Storage vMotionが完了するまでマイグレーションHubのDatastoreの空き容量は増加しません。
  • Storage vMotionは当社で実施するため、マイグレーションパートナーを通じて当社へご依頼ください。
    Storage vMotion作業開始後、作業完了まで12営業日程度かかります。
  • 当社のStorage vMotion実施中は、VMware HCXによるマイグレーションHubへの移行が実施できません。マイグレーションパートナーとともに、移行サイクルに応じた移行計画の策定をお願いいたします。
  • 移行サイクル内において、マイグレーションHubのタイプ毎に設定された移行可能VM数の上限に達した場合、それ以上の仮想マシン移行は出来ません。
    移行可能VM数上限に達した場合は、タイプ変更、または翌月以降に再度移行を実施して下さい。
VMware HCXのアップグレードについて
  • VMware HCX Connector, HCX Cloud Managerは定期的なアップグレードが行われます。
    アップグレードは、VMware HCXのリリース日から最低12か月後のサポート期間内に実施する必要があります。移行タイミングや移行期間によっては、移行計画の中でアップグレードが必要となる場合がございます。
    VMware HCXのサポート期間の詳細は、VMware Product Lifecycle Matrixをご確認ください。
  • アップグレードと移行期間が重なる場合、一時的に移行を中断する必要があります。
    またVMware HCXのアップグレードの際に、マイグレーションHubとの接続、L2延伸、無停止データ抽出の同期が切断されます。
    移行期間が半年から1年など長期間にわたる場合は、移行期間の間にVMware HCXのアップグレードを行ってください。
  • アップグレードが行われ、移行期間が計画より伸びた場合も、当該期間分のサービス費用が発生します。あらかじめご了承ください。

機能

マイグレーションHub - マイグレーションHubからニフクラへのマイグレーション実行

マイグレーションHub上に存在するVMをニフクラへ移行します。
マイグレーション実行時にチェックツールを実行し、エラーが無ければVMチェックツールの実行結果データをサーバースペックの入力値として登録、マイグレーションされます。
マイグレーション完了後、コントロールパネル上からサーバーとして操作が可能となります。

注意事項
  • 同一の名前のVMをマイグレーションHubからニフクラへマイグレーションを行う事は出来ません。移行元環境でVMの名前を変更してからマイグレーションを実行してください。
  • VMチェックツールの実行結果データに多数のVM(100VM等)が含まれ、同時にマイグレーション実行を行う場合、動作に時間がかかる場合がございます。
  • 仮想マシンを移行開始すると、完了するまで削除できません。事前に移行対象をご確認の上、移行を実施してください。
  • マイグレーション実行後、別途当社が実施するStorage vMotionが必要となります。Storage vMotion完了まで一部操作がコントロールパネル上から行えません。
Storage vMotionのステータス確認

マイグレーション実行後、Storage vMotionが完了するまでサーバーのステータスが以下の状態となります。

ステータス アイコン 説明
設定待ち 設定待ち マイグレーション実行後、Storage vMotionの処理を待っている状態です。
設定中 設定中 Storage vMoitonの処理を行っています。

Storage vMotionが完了すると「オンライン」「停止」「異常あり」などがサーバーのステータスに表示されます。
詳細はクラウド操作方法ガイド(コンピューティング:サーバーの一覧)のステータスを参照してください。

Storage vMoiton完了まで制限される操作

Storage vMotion完了まで制限されるコントロールパネル上の操作は以下の通りです。

機能名 API名
イメージとして保存 CreateImage
サーバーコピー CopyInstances
サーバー削除 TerminateInstances
スナップショットの作成 NiftyCreateInstanceSnapshot
バックアップルール作成 CreateInstanceBackupRule
追加NIC サーバーに設定する AttachNetworkInterface
ディスク作成 CreateVolume
ディスク サーバーに接続する AttachVolume
ディスク 容量を拡張する ExtendVolumeSize
サーバータイプ変更 ModifyInstanceAttribute

マイグレーション済みサーバー

マイグレーション実行で移行したサーバーの一覧を表示します。

サーバー名 マイグレーション済みのサーバー名を表示します。
サーバーUUID マイグレーション済みのサーバーのUUIDを表示します。
移行完了日時 マイグレーション処理が完了した日時を表示します。

イベントログ

マイグレーション実行の処理経過はイベントログから確認が可能です。

操作 説明
VMチェックの実行 マイグレーション実行前にマイグレーションHub上のVMに対し、チェックツールを実行します。
VM移行の実行 マイグレーションHubからニフクラへVMを移行します。

マイグレーション実行時におけるVMのIPアドレス割り当てについて

移行するVMのIPアドレスの割り当ては静的割り当て、L2延伸を行っている場合のみDHCPの設定のまま移行が可能です。

注意事項
  • マイグレーション実行時に指定する、追加NICのIPアドレス割り当てを「自動割り当て」または「指定する」を選択してもルーターからのIPアドレスの割り当ては行えません。追加NICの作成時には「指定しない」を選択してください。
    ルーターからIPアドレスの割り当てを行う場合には、移行完了後コントロールパネルよりサーバーの「ネットワーク設定変更」から行ってください。


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