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このサイトは、FJcloud-VおよびFJcloud-Vを基盤としたクラウドサービスに関する技術情報を提供しています。
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ユーザーガイド

クラウド トップ>Liveマイグレーション>技術仕様/制限値>Liveマイグレーション:チェックツール

Liveマイグレーション:チェックツール

当サービスへ仮想マシンを移行できるか確認するツールです。チェックツールの利用は2つのケースがあります。

  • 移行元環境のvSphereに対して実行
  • 当サービスへの移行時にマイグレーションHubに対して実行

移行元環境のvSphereに対して実行する場合は、マイグレーションパートナーへ相談してください。

機能

マイグレーションHub上のVMへチェックツール実行

VMware HCXで移行されたマイグレーションHub上のVMに対して、チェックツールを実行します。

  • 実行結果はイベントログから確認できます。
  • チェックツールでエラーとなった場合、マイグレーションHubから当サービスへのマイグレーションは実行できません。
    • VMware HCXのReverse migrationで移行元環境にVMを戻し、エラーとなった原因を修正してください。
  • 移行前には必ず、移行元環境のvSphereに対してチェックツールを実行し、エラーがないことを確認してください。
チェックツールの実行結果データの入力

チェックツールの実行結果データにはチェックツールの実行結果ファイルに対し、お客様にて以下の項目を入力してください。

入力項目 説明
nifcloud_id 申し込みのユーザーIDを入力します。
入力値が空の場合や利用中のユーザーID以外を指定した場合、エラーとなります。
zone 移行先のゾーンを入力します。
入力値が空の場合やマイグレーションHubを利用していないゾーンを指定した場合、エラーとなります。
targets.vms[].accounting_type VMの課金タイプを指定します。
入力値が空の場合や値が不正の場合に、エラーとなります。
・monthly
・hourly
targets.vms[].instance_type サーバータイプを指定します。
入力値はinstanceTypeを参照してください。
以下を指定するとエラーになります。
・入力値が空の場合
・Type-c2(c2-smallからc2-large8)、Type-e2(e2-miniからe2-wlarge64)、Type-h2(h2-miniからh2-tlarge64)以外の値
・マイグレーションするVMのスペック以下の値
targets.vms[].disks[].accounting_type 増設ディスクの課金タイプを指定します。
入力値が空の場合や値が不正の場合に、エラーとなります。
・monthly
・hourly
targets.vms[].disks[].type 増設ディスクのタイプを指定します。
入力値が空の場合やゾーンで対応していないディスクタイプを指定した場合、エラーとなります。
・standard-storage
・high-speed-storage-a
・high-speed-storage-b
・flash-storage
・standard-flash-storage-a
・standard-flash-storage-b
・high-speed-flash-storage-a
・high-speed-flash-storage-b
targets.vms[].networks[].private_lan VMの1本目のvNICに接続するプライベートLANを指定します。
1本目のvNICにはprivate_lanにのみ値を入力してください。
以下を指定するとエラーになります。
・1本目のvNICのprivate_lanの入力値が空または存在しないプライベートLANを指定した場合
・1本目のvNICのadditional_nicに入力値がある場合
targets.vms[].networks[].additional_nic VMの2本目以降のvNICに接続する追加NICを指定します。
2本目以降のvNICにはadditional_nicにのみ値を入力してください。
以下を指定するとエラーになります。
・2本目以降のvNICのadditional_nicが空または存在しない追加NICを指定した場合
・2本目以降のvNICのprivate_lanに入力値がある場合

チェックツールのチェック項目

チェックツールのチェック項目は以下のとおりです。

version 1.0.5
チェック項目 影響 解決方法
仮想マシンの名前に利用されている文字を確認します 移行不可 仮想マシン名には ^[0-9a-zA-Z]$|^[0-9a-zA-Z][0-9a-zA-Z-]{0,38}[0-9a-zA-Z]$ の正規表現に従い設定してください。
仮想ハードウェアバージョンを確認します 移行不可 仮想ハードウェアバージョンは、以下いずれかに変更してください。
vmx-07
vmx-08
vmx-09
vmx-10
vmx-11
vmx-13
vmx-14
vmx-15
vmx-17
vmx-18
vmx-19
vmx-20
vmx-21
VMware Tools もしくは open-vm-tools がインストールされているか確認します 当サービスの一部機能が正常に利用できない可能性があります。バルク切替の場合、インストールが必須要件です。 VMware Tools もしくは open-vm-tools をインストールしてください。
VMware Tools もしくは open-vm-toolsのバージョンを確認します 当サービスの一部機能が正常に利用できない可能性があります。ゲストOS内で vmware-toolbox-cmd -v コマンドを実行し、バージョンが10.2.0以上であることを確認してください。 VMware Tools もしくは open-vm-tools のバージョンを10.2.0以上にアップグレードしてください。
vCPU数を確認します 移行不可 当サービスのサーバータイプにあわせてください。
VMのメモリサイズを確認します 移行不可 当サービスのサーバータイプにあわせてください。
VMが稼働しているホストのCPU世代を確認します 移行不可 VMが稼働しているESXiのCPU世代を、以下いずれかに指定してください。
intel-merom
intel-penryn
intel-nehalem
intel-westmere
intel-sandybridge
intel-ivybridge
intel-haswell
intel-broadwell
intel-skylake
許可されてないデバイスの有無を確認します 移行不可 許可されていないデバイスを削除してください。
ディスクの本数を確認します 移行不可 ディスクの本数を 15 以下にしてください。
1本目のディスクサイズを確認します 移行不可 1本目のディスクは 2147483648000 バイト以下にしてください。
2本目以降のディスクサイズが当サービスの提供可能サイズ以内であることを確認します 移行不可 2本目以降のディスクサイズは 1ディスクあたり 4294967296000 バイト以下にしてください。
2本目以降のディスクサイズが当サービスのリソースに影響を与えないサイズ以内であることを確認します 当サービスのリソースを確認してください。 2本目以降のディスクサイズに 1073741824000 バイト以上のディスクがあります。
1VMの合計ディスクサイズが当サービスの提供可能サイズ以内であることを確認します 移行不可 1VMの合計ディスクサイズは 10737418240000 バイト以下にしてください。
SCSIControllerとディスクの関連付けを確認します 移行不可 SCSIControllerを1本にし、ディスクを紐付けてください。
ネットワークアダプタの数を確認します 移行不可 ネットワークアダプタの数を 8 本以下にしてください。
各ネットワークアダプタの起動時の接続設定を確認します 移行不可 各ネットワークアダプタを起動時に接続してください。
各ネットワークアダプタの接続状態を確認します 移行不可 起動中の仮想マシンの各ネットワークアダプタは接続状態にしてください。
DirectPath I/O の設定を確認します 設定値はサービス仕様に沿って変更されます。 各ネットワークアダプタのDirectPath I/O を無効にします。
各ネットワークアダプタに紐づくシェア値を確認します シェア値はサービス仕様に沿って変更されます。 各ネットワークアダプタに紐づくシェアをnormalにします。
各ネットワークアダプタに紐づく予約値を確認します 予約値はサービス仕様に沿って変更されます。 各ネットワークアダプタに紐づく予約値を 0 にします。
各ネットワークアダプタに紐づく制限を確認します 制限はサービス仕様に沿って変更されます。 各ネットワークアダプタに紐づく制限をなしにします。
各ネットワークアダプタのMACアドレスを確認します 当サービス内の他仮想マシンとMACアドレスの重複がないか確認します。 重複が確認された場合、該当ネットワークアダプタを再作成してください。
SCSIコントローラーの種類を確認します 移行不可 SCSIコントローラーの種類を以下いずれかに指定してください。
VirtualLsiLogicSASController
VirtualLsiLogicController
ParaVirtualSCSIController
CDドライブの数を確認します 移行不可 CDドライブの数を 1 にしてください。
再仮想化の設定を確認します 移行不可 再仮想化を無効にしてください。
vAppオプションの値を確認します 移行不可 vAppオプションを削除してください。
ESXiのバージョンを確認します 移行不可 ESXiバージョンは以下のいずれかであるか確認してください。
7.0.0
7.0.1
7.0.2
7.0.3
8.0.0
8.0.1
8.0.2
8.0.3
vCPUのホットプラグ設定を確認します 当サービスの一部機能が正常に利用できない可能性があります。 vCPUホットプラグ設定を無効にしてください。
CPUの予約値を確認します CPUの予約値はサービス仕様に沿って変更されます。 CPUの予約値を 0 にします。
CPUの制限を確認します CPUの制限はサービス仕様に沿って変更されます。 CPUの制限をなしにします。
CPUのシェア値を確認します CPUのシェア値はサービス仕様に沿って変更されます。 CPUのシェアを標準にします。
メモリのホットプラグ設定を確認します 当サービスの一部機能が正常に利用できない可能性があります。 メモリホットプラグ設定を無効にしてください。
メモリの予約値を確認します 移行不可 メモリの予約値を 0 にします。
メモリの制限を確認します 移行不可 メモリの制限をなしにします。
メモリのシェア値を確認します 移行不可 メモリのシェア値を標準にします。
各ディスクのシェア値を確認します 各ディスクのシェア値はサービス仕様に沿って変更されます。 各ディスクのシェア値を標準にします。
各ディスクの制限を確認します 各ディスクの制限値はサービス仕様に沿って変更されます。 各ディスクの制限をなしにします。
各ディスクの仮想 Flash Read Cacheを確認します 各ディスクの仮想 Flash Read Cacheはサービス仕様に沿って変更されます。 仮想 Flash Read Cacheを0MBにします。
vMotionの暗号化設定を確認します 移行不可 無効または任意のいずれかに変更してください。
ディスクモードを確認します 移行不可 ディスクモードを依存型に設定してください。
PS2コントローラーの有無を確認します コンソール機能が正しく使用できない可能性があります。 PS2 コントローラーデバイスを接続します。
キーボードの有無を確認します コンソール機能が正しく使用できない可能性があります。 キーボードを接続します。
ポインティングデバイスの有無を確認します コンソール機能が正しく使用できない可能性があります。 ポインティングデバイスを接続します。
ビデオカードの数を確認します 移行不可 ビデオカードの本数を 1 にしてください。
ディスプレイの数を確認します 移行不可 ディスプレイの数を 1 にしてください。
ビデオメモリの合計を確認します 移行不可 ビデオメモリの合計を 131072 以下にしてください。
3Dグラフィックスの設定を確認します 移行不可 3Dサポートを無効にしてください。
3D メモリのサイズを確認します 移行不可 3D メモリのサイズを 262144 以下にしてください。
3D レンダラの設定を確認します 移行不可 3D レンダラを automatic にしてください。
パワーオフ操作の設定を確認します 移行不可 パワーオフ操作をゲストのシャットダウンに変更してください。
リセット操作の設定を確認します 移行不可 リセット操作をゲストの再起動に変更してください。
VMware Toolsのアップデート設定を確認します 当サービス推奨値と異なります。 パワーオン前に毎回VMware Toolsをチェックしてアップデートのチェックを外してください。
時刻同期に関する設定を確認します 当サービス推奨値と異なります。 ホストとゲスト時刻同期のチェックを外してください。
パワーオン後のVMware Toolsのスクリプト実行を確認します 移行不可 VMware Tools スクリプトの実行 パワーオン後 にチェックを入れてください。
レジューム後のVMware Toolsのスクリプト実行を確認します 移行不可 VMware Tools スクリプトの実行 レジューム後 にチェックを入れてください。
サスペンド前のVMware Toolsのスクリプト実行を確認します 移行不可 VMware Tools スクリプトの実行 サスペンド前 にチェックを入れてください。
シャットダウン前のVMware Toolsのスクリプト実行を確認します 移行不可 VMware Tools スクリプトの実行 ゲストをシャットダウンする前 にチェックを入れてください。
起動遅延時間を確認します 当サービスのサービス仕様に沿って設定が変更されます。 起動遅延時間を 0 ミリ秒にします。
BIOSセットアップ画面に入るか確認します 当サービスのサービス仕様に沿って設定が変更されます。 強制的にBIOSをセットアップ の 次回起動時に、強制的にBIOSセットアップ画面に入る からチェックを外します。
失敗した起動のリカバリの設定を確認します 当サービスのサービス仕様に沿って設定が変更されます。 失敗した起動のリカバリからチェックを外します。
ファイバチャネルNPIVが無効になっているか確認します 移行不可 ファイバチャネルの仮想WWN この仮想マシンのNPIVを一時的に無効にする にチェックを入れてください。
遅延感度の設定を確認します 当サービスのサービス仕様に沿って設定が変更されます。 遅延感度を標準にします。
ログの有効化を確認します 移行不可 仮想マシンオプション 詳細のログの有効化にチェックを入れてください。
デバッグと統計を確認します 移行不可 仮想マシンオプション 詳細の デバッグと統計 を 正常に実行 に変更してください。
スワップファイルの場所を確認します 移行不可 仮想マシンオプション 詳細の スワップファイルの場所をデフォルトに変更してください。
ゲストOSの種類を確認します ゲストOSによって費用が変わります。 ゲストOSのライセンスを確認し、機能・サービス:Liveマイグレーションを参照して料金の確認と必要な手続きを実施してください。
接続されている仮想スイッチを確認します 標準仮想スイッチのネットワークは延伸不可です。 移行するVMは分散仮想スイッチに接続してください。


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  • ※本ページの内容は、2025年12月01日時点の情報です。

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