ニフクラ Liveマイグレーション:マイグレーションHub
ニフクラへ仮想マシンをマイグレーションさせる中継環境です。
構成の上限
パラメーター名 | 内容 |
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作成可能数 | 1個/ゾーン |
移行可能VM数
タイプ | 移行可能VM数 |
---|---|
migrationhub.medium | 100VM/月/Hub |
migrationhub.small | 10VM/月/Hub |
マイグレーションHubのリソース
マイグレーションHubは以下の製品、リソースで構成されます。
バージョン | リソース | |
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VMware vCenter | 7.0.3 | - |
VMware ESXi 4台 | 7.0.3 | 16 CPU, 96GB メモリ × 4 このうち管理用割り当てリソースで約 46 vCPU, 87GB メモリ使用します。 |
VMware NSX Manager | 6.4.10 | - |
VMware HCX Cloud Manager | 構築時の最新バージョン | - |
Network | - | 10Gbps |
Datastore | - | 10TB(10,000GB) プロビジョニング容量の総量。 このうち管理用割り当てリソースで 124 GB使用します。 |
作成時のパラメーター
マイグレーションHubの作成時に以下のパラメーターを設定する事が出来ます。
パラメーター名 | 内容 |
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ゾーン | マイグレーションHubを作成するゾーンを指定します。 |
タイプ | マイグレーションHubのタイプを指定します。タイプ毎に移行可能なVM数が変わります。詳しくは移行可能VM数をご覧ください。 |
移行元⇔マイグレーションHub間ネットワーク種別 | VMの移行データ転送経路を選択します。Global (インターネット経由の場合) または Private (構内接続の場合) |
VMチェックツールの実行結果データ | チェックツールの実行結果ファイルを指定します。 最大4MBまでのファイルをアップロードできます。 |
チェックツールの実行結果データの入力
チェックツールの実行結果データにはチェックツールの実行結果ファイルに対し、お客様にて以下の項目に入力が必要となります。
入力項目 | 説明 |
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nifcloud_id | お申込みのニフクラ IDを入力します。入力値が空の場合、エラーとなります。 |
zone | お申込みのゾーンを入力します。入力値が空の場合、エラーとなります。 |
targets.vms[].accounting_type | VMの課金タイプを指定します。入力値がからの場合、エラーとなります。 |
targets.vms[].instance_type | サーバータイプを指定します。入力値が空の場合、エラーとなります。 |
targets.vms[].disks[].accounting_type | VMのディスクの課金タイプを指定します。入力値が空の場合、エラーとなります。 |
targets.vms[].disks[].type | VMの2本目以降のディスクのタイプを指定します。入力値が空の場合、エラーとなります。 |
targets.vms[].networks[].private_lan | VMの1本目のvNICに接続するプライベートLANを指定します。1本目のvNICのprivate_lanが空、または1本目のvNICのadditional_nicに入力値がある場合、エラーとなります。 1本目のvNICにはprivate_lanにのみ値を入力する必要があります。 |
targets.vms[].networks[].additional_nic | VMの2本目以降のvNICに接続する追加NICを指定します。2本目以降のvNICのadditional_nicが空、または2本目以降のvNICのprivate_lanに入力値がある場合、エラーとなります。 2本目以降のvNICにはadditional_nicにのみ値を入力する必要があります。 |
Global (インターネット経由の場合)
パラメーター名 | 内容 |
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移行元:HCX Connectorが利用するグローバルIPアドレス | HCX Connectorが利用するグローバルIPアドレスを指定します。HCX Cloud ManagerへのアクセスはこのグローバルIPアドレスのみ許可されます。 HCX ConnectがWeb Proxy経由の場合は、Web Proxyの送信元グローバルIPアドレスを入力してください。 |
移行元:HCX IX / NEが利用するIPアドレス | 移行元: HCX Interconnect / Network Extension が利用するグローバルIPアドレスを入力してください。 HCX Interconnect / Network Extension のIPアドレスが上位ルーターでNATされる場合には、NATされたグローバルIPアドレスを入力してください。 |
Private (構内接続の場合)
パラメーター名 | 内容 |
---|---|
移行元:HCX Connectorが利用するグローバルIPアドレス | HCX Connectorが利用するグローバルIPアドレスを指定します。 HCX Cloud ManagerへのアクセスはこのグローバルIPアドレスのみ許可されます。HCX ConnectがWeb Proxy経由の場合は、Web Proxyの送信元グローバルIPアドレスを入力してください。 |
移行元:HCX IX / NEが利用するIPアドレス | 移行元: HCX Interconnect / Network Extension が利用するIPアドレスを入力してください。 HCX Interconnect / Network Extension のIPアドレスが上位ルーターでNATされる場合には、NATされたIPアドレスを入力してください。 |
移行先:プライベートLAN | 閉域網で利用している移行先のニフクラ プライベートLANを指定します。 指定されたプライベートLANが移行先HCX IX / NE のアップリンクネットワークとして接続されます。 |
移行先:プライベートLANのゲートウェイIPアドレス | 閉域網で利用しているニフクラ プライベートLAN上のゲートウェイIPアドレスを指定します。 指定されたゲートウェイIPアドレスが移行先HCX IX / NE のアップリンクネットワークのゲートウェイIPアドレスとして設定されます。 |
Hub:アップリンクIPアドレス | 移行先HCX IX / NE のアップリンクネットワークのIPアドレスとして設定されます。 |
機能
マイグレーションHubのタイプ変更
マイグレーションHubのタイプを変更します。
ニフクラ サーバー同様、変更月内の最大タイプの課金が発生します。
料金>ご利用料金の計算方法について
タイプ変更後、移行可能仮想マシン数はタイプ変更後のタイプの上限数となります。
またタイプ変更後も月内のマイグレーション済みサーバーの数は維持されます。
マイグレーションHub削除
マイグレーションHubを削除します。
- マイグレーションHubの削除はステータスが 利用可能 , 否認済み の場合に実行可能です。
- マイグレーションhubの削除が行われるとマイグレーションHubの課金が翌月から停止されます。
注意事項
- マイグレーションHub上に存在するすべてのVMが、マイグレーションHub - マイグレーションHubからニフクラへのマイグレーション実行の操作を完了していない状態でマイグレーションHubを削除すると、マイグレーションHubのVMの移行、操作が行えなくなります。必ずマイグレーションHubの削除前にすべてのVMのマイグレーション実行が完了した後に、削除してください。
- マイグレーションHub上のVMは、マイグレーションHub上のVMへチェックツール実行で確認できます。
- マイグレーションHubが削除された後も、Storage vMoitonの処理は継続されます。ただしマイグレーションHubのイベントログ、マイグレーション済みサーバーの確認は出来ませんのでご注意ください。
- L2延伸設定がある場合、マイグレーションHubの削除は出来ません。L2延伸を解除してから削除してください。
- ニフクラのゾーン毎にマイグレーションHubをご利用いただける上限がございます。上限に到達している場合、コントロールパネルからお申込後にご利用開始までお時間を要する場合や、ご希望に添えず他のゾーンでお申込みをいただくようご案内する場合がございます。あらかじめご了承ください。
- マイグレーションHubのDatastore容量は、お客様の移行操作により増減します。空き容量はお客様にて管理してください。
- マイグレーションHubのDatastore容量の10TB(10,000GB)を超えるプロビジョニング(オーバーコミット)はしないで下さい。 マイグレーションHubのDatastoreの空き容量が無くなり、動作の停止や移行に失敗する可能性があります。
- マイグレーションHubのDatastoreの空き容量が無くなった場合、VMware HCXのReverse Migrationにより空き容量を増加させる必要があります。 Reverse Migrationの操作に失敗する場合は、マイグレーションパートナーにご相談下さい。
- 移行元となるVMware vSphere®環境、並びにご利用いただくVMware HCXにバージョンアップが行われた場合、ご利用いただいているマイグレーションHubとの接続検証が再度必要になります。