本文へジャンプします。

【重要なお知らせ】サービス統合に基づくサービス名称の読み替えのお願い(2024年4月1日)

2024年4月1日をもって、「ニフクラ」は、「FJcloud-V」に統合し、名称を変更しました。
当サイトのアドレス(ドメイン名)に含まれる「nifcloud.com」は現時点では変更はございませんが、
各ページに記載の「ニフクラ」「NIFCLOUD」「nifcloud」は、「FJcloud-V」に読み替えていただきますようお願いいたします。

ニフクラ ユーザーガイド

クラウド トップ>RDB>技術仕様/制限値>DBパラメーターグループ

RDB:DBパラメーターグループ

仕様

DBエンジンの設定の管理は、DBパラメーターグループを利用して行います。
DBパラメーターグループは、複数のDBサーバーに適用可能な設定を保存しておく場所で、設定情報は複数のパラメーターとそれに対応する値として保存されます。
DB パラメーターグループを指定せずにDBサーバーを作成した場合、デフォルトのDBパラメーターグループが適用されます。
このデフォルトのグループは、DBエンジンのデフォルト値と、ニフクラ RDBがそのDBサーバーのDBエンジン・DB サーバータイプ・ディスク容量に応じて決定したシステムのデフォルト値が含まれおり、デフォルト値の中には、DBパラメーターグループで変更できないものも存在します。

DBパラメーターグループ名 半角英数字、ハイフン 1~255文字
グループ設定数 50個まで
変更可能なパラメーター数 20個まで
メモ 全半角255文字以内

※上限を変更が必要な場合は、下記フォームよりご申請ください。
各種変更申請フォーム

機能一覧

DBパラメーターの変更

独自に作成したDBパラメーターグループに指定されたパラメーターの値は、後から変更できます。
変更がDBサーバーに適用されるタイミングは、パラメーターの適用タイプによって変わります。

適用タイプ 適用方法 説明
static pending-reboot(再起動待ち)

DBサーバー内の設定ファイルに反映されます。
DBサービス自体へ適用するためにはDBサーバーを手動で再起動してください。

  • 反映先の設定ファイル

    DBエンジン 設定ファイル
    MySQL my.cnf
    PostgreSQL postgresql.conf
dynamic immediate(今すぐ)

DBサーバーに即時反映します。

DBエンジン 実行されるコマンド
MySQL SET GLOBAL文
PostgreSQL pg_ctl reload

なお、DB パラメーターの変更をModifyDBParameter APIで行うと、適用タイプがdynamicであってもApplyMethod(適用方法)にpending-reboot(再起動待ち)が選択可能です。
PostgreSQLエンジンの場合、すべてのdynamicパラメーターについてimmediateでの適用のみが可能です(pending-rebootを指定しても即時反映されます)。
List型パラメーターに複数のパラメーター値を設定するには、パラメーター値をカンマで区切って指定してください。

変更したDBパラメーターの確認方法
  • MySQLの場合
    以下のSQLを実行し、意図した値になっているか確認してください。
    ※staticパラメーターはDBサーバー再起動後

    例)tx_isolation
    mysql> show variables like 'tx_isolation';
        +---------------+-----------------+
        | Variable_name | Value           |
        +---------------+-----------------+
        | tx_isolation  | REPEATABLE-READ |
        +---------------+-----------------+

    意図した値でない場合は、イベントとMySQLのエラーログを確認してください。

  • PostgreSQLの場合
    以下のSQLを実行し、意図した値になっているか確認してください。
    ※staticパラメーターはDBサーバー再起動後

    例)application_name
    DB01=> show application_name;
     application_name
    ------------------
     psql
    (1 row)

    意図した値ではない場合、イベントとPostgreSQLのエラーログを確認してください。 エラーが出力されていた場合は以下のいずれかを実行してください。

    • ModifyDBParameterGroupで正常な値の指定
    • ResetDBParameterGroupでパラメーターのリセット

    また、staticパラメーターの場合またはDBサーバーのステータスがincompatible-parametersの場合はRebootDBInstanceで再起動を行ってください。

DBサーバーへの適用

自分で定義したDBパラメーターをDBサーバーに適用する手順は以下となります。

  1. 新しいDBパラメーターグループを作成する。
  2. 必要なパラメーターを修正する。
  3. DBサーバーに1)で作成したDBパラメーターグループを割り当てる。
  • DBパラメーターグループでパラメーターの値を変更した場合、そのDBパラメーターグループに所属しているすべてのDBサーバーに変更が適用されます。
  • 新規に作成したDBパラメーターグループは、DBサーバーを所属させることでDBサーバーへ適用されます。
    • 既存のDBサーバーへ新規に作成したDBパラメーターグループを反映するには、DBサーバーの再起動を実施してください。
DBパラメーターのリセット
  • 「DBパラメーターグループのリセット」操作により、DBパラメーターグループ内のすべてのパラメーターがデフォルト値に戻ります。
    • ただし、PostgreSQLエンジンでリードレプリカを利用していると、関連するDBサーバーに適用されたDBパラメーターグループはリセットできません。 詳しくは技術仕様/制限値(RDB:リードレプリカ)のページをご参照ください。
DBパラメーターの値

DBパラメーターの値には、整数またはDBパラメーター式を指定できます。

DBパラメーター式

「DB パラメーター式」は、評価すると整数になる { } で囲んだ表現です。
この「DB パラメーター式」を、DBパラメーターの値に指定できます。

{DBパラメーター式変数}
{DBパラメーター式変数*整数}
{DBパラメーター式変数*整数1/整数2} 
{DBパラメーター式変数/整数}  
DBパラメーター式変数

DBパラメーター式変数は整数を返します。変数名には大文字・小文字の区別があります。

  • DBInstanceClassMemory
    DBサーバーに設定されたDBサーバータイプのメモリ量をバイト数で返却します。実際には管理用プロセスのメモリ使用量を差し引いた下記表の値となります。

    dbクラス メモリ DBInstanceClassMemory
    db.mini 512MB 356,482,286
    db.small / db.e-small 1GB 880,468,296
    db.small2 / db.medium / db.e-small2 / db.e-medium 2GB 1,954,210,120
    db.small4 / db.medium4 / db.large / db.e-small4 / db.e-medium4 / db.e-large 4GB 4,101,693,768
    db.small8 / db.medium8 / db.large8 / db.extra-large8 / db.e-small8 / db.e-medium8 / db.e-large8 /db.e-extra-large8 8GB 8,396,661,064
    db.small16 / db.medium16 / db.large16 / db.extra-large16 / db.double-large16 / db.e-small16 / db.e-medium16 / db.e-large16 / db.e-extra-large16 / db.e-double-large16 16GB 16,986,595,656
    db.medium24 / db.large24 / db.extra-large24 / db.double-large24 / db.e-medium24 / db.e-large24 / db.e-extra-large24 / db.e-double-large24 24GB 25,576,530,248
    db.large32 / db.extra-large32 / db.double-large32 / db.triple-large32 / db.e-large32 / db.e-extra-large32 / db.e-double-large32 32GB 34,166,464,840
    db.extra-large48 / db.double-large48 / db.triple-large48 / db.e-extra-large48 / db.e-double-large48 48GB 51,346,334,024
    db.double-large64 / db.triple-large64 / db.quad-large64 / db.e-double-large64 64GB 68,526,203,208
    db.double-large96 / db.triple-large96 / db.quad-large96 / db.e-double-large96 96GB 101,005,979,976
    db.triple-large128 / db.quad-large128 / db.septa-large128 128GB 134,827,090,248
  • EndPointPort
    DBサーバーに接続する際に使用するポート番号を返却します。

DBパラメーター式演算子

DBパラメーター式では乗算演算子(*)と除算演算子(/)の 2 つが使えます。

  • 除算演算子(/)
    被除数を除数で割り、商を返却します。商に含まれる小数点以下の端数は四捨五入されず切り捨てられます。

    被除数 / 除数
  • 乗算演算子(*)
    被乗数を乗数で掛け、積を返却します。積に含まれる小数点以下の端数は四捨五入されず切り捨てられます。

    被乗数 * 乗数
DBパラメーターの値の例

下記の式で、DBサーバーに割り当てられたメモリの3/4を指定できます。
MySQL 5.7用のデフォルトDBパラメーターグループで、innodb_buffer_pool_sizeに指定されているものです。

{DBInstanceClassMemory*3/4}
MySQLのread_onlyパラメーターについて
  • {TrueIfReplica}は、DBサーバーがリードレプリカの場合に1を返却し、それ以外の場合は0を返却します。
  • DBエンジンがMySQLの場合、read_onlyパラメーターを変更できますが、下記のDBサーバーに関してはread_onlyパラメーターに関わらず固定値が設定されます。
    • リードレプリカ ※固定値で1が設定されます。
    • read_onlyパラメーターを{TrueIfReplica}に変更するには、以下どちらかを実施してください。
      • ModifyDBParameterGroup APIを実行
      • ResetDBParameterGroup APIを実行してデフォルトに戻す


アンケート
アンケートにご協力を
  • ※本ページ記載の金額は、すべて税抜表示です。
  • ※本ページ記載の他社製品名および会社名などは、各社の商標または登録商標です。
  • ※本ページの内容は、2025年1月17日時点の情報です。

推奨画面サイズ 1024×768 以上