Appendix
ロードバランサー(L4)を利用する際のAppendixを記載します。
利用されているプロトコル(http or https)を判別する方法
ロードバランサー(L4)では、ポートごとの設定にて、「待ち受けポート」と 「宛先ポート」の指定がそれぞれ可能です。
「http」と「https」で宛先のポートに異なるポートを割り当てることで、どちらのプロトコルを利用した通信か判別が可能です。
なお、サーバー側でも受け付けるポートごとに設定を実施いただく必要がございます。
例
プロトコル | 待ち受け → 宛先 |
---|---|
http | 80番 → 8080番 |
https | 443番 → 80番 |
コネクション単位流量の確認方法
ロードバランサー(L4)で選択できる帯域は、複数コネクションの合計帯域となっております。
そのため、ベンチマークする際は、複数コネクションに対する速度計測を実施してください。
同時アクセス数は10アクセス以上を推奨します。
リクエスト数はお客様にて適切な値を設定してください。
※単一のコネクションに対する流量のご案内はいたしておりません。
ApacheBench
同時100アクセス、1000リクエストを想定したコマンドは以下となります。$ ab -n 1000 -c 100 [URL]
iperf
同時100アクセスを想定したコマンドは以下となります。$iperf -c [サーバーアドレス] -t 60 -i 2 -P 100 -p 80
振り分け先サーバー側でiperfのサーバーを起動してください。
起動コマンドは以下となります。$ iperf -s -p 80