Anthos(GKE Enterprise):プライベートLANにクラスターを作成する
お客様のプライベートLANに接続されたAnthos clusters on bare metal(GKE on bare metal)クラスターを作成する方法を説明します。
ステップ1:プライベートLAN作成
クラスターを接続するプライベートLANを作成します。
※既に利用中のプライベートLANにクラスターを作成する際には、本ステップをスキップします。
ニフクラ Catalogが利用できるゾーンにプライベートLANを作成してください。
コントロールパネル左上のプルダウンメニューから「ネットワーク」を選択します。
ネットワーク図左上プルダウンから、利用するゾーンを選択します。ここでは、 east-12 ゾーンを選択します。
ネットワーク図左上「ネットワーク上での操作」プルダウンメニューから、「プライベートLAN作成」を選択します。
以下の項目を入力し、「確認へ」をクリックします。
- プライベートLAN名
- ゾーン
- CIDR
- 料金プラン
入力内容を確認し、「作成する」をクリックします。
ステップ2:DHCPサーバー(ニフクラルーターを利用)作成
ニフクラ Catalogで作成されるサーバーにユーザーのプライベートLANのIPアドレスを割り振るために、ニフクラのルーターを利用します。
左メニューから「ネットワーク」を選択し、ネットワーク図左上「ネットワーク上での操作」プルダウンメニューから、「ルーター作成」を選択します。
以下項目を入力し、「ネットワーク選択へ」をクリックします。
- ルーター名:任意のルーター名を設定します。
- ゾーン:先の手順で作成したプライベートLANまたは既存のプライベートLANと同一のゾーンを選択します。
- タイプ
- 料金プラン
「ネットワーク追加」をクリックし、作成された以下の項目を入力して「ファイアウォール設定へ」をクリックします。
- ネットワーク:先の手順で作成したプライベートLAN名、もしくは既存のプライベートLANを選択します。
- IPアドレス:プライベートLANに設定したIPアドレスの中で利用可能なIPアドレスを設定します。ここでは、10.0.0.1 を設定します。
- DHCP:DHCPサーバーとして構築するため、「有効」を設定します。
- DHCPコンフィグ:「なし」を設定します。
- DHCPオプション:「なし」を設定します。
ファイアウォールを設定し、「確認へ」をクリックします。
- ファイアウォール:必要に応じて設定します。ここでは「適用しない」を設定します。
設定内容を確認し、「作成する」をクリックします。
ステップ3:初期設定
「01 基本設定」タブでリソースグループ全体に関わる項目を設定し、「Google Cloud設定へ」をクリックします。
プライベートLANは、先の手順で作成したプライベートLAN名、もしくは既存のプライベートLANを選択します。
「02 Google Cloud設定」タブでGoogle Cloudの項目を設定し、「管理ワークステーション設定へ」をクリックします。
サービスアカウントキーは、クラウド技術仕様/制限値(Catalog:Anthos(GKE Enterprise)) Google Cloud側の準備で作成したものをアップロードします。
「03 管理ワークステーション設定」タブで管理ワークステーションの項目を設定し、「クラスター設定へ」をクリックします。
「04 クラスター設定」タブでクラスターの項目を設定し、「確認へ」をクリックします。
- ロードバランサー仮想IPアドレス:プライベートLANに設定したIPアドレスの中で利用可能なIPアドレスを設定します。ここでは、10.0.10.1 を設定します。
- システムIPアドレス1:マルチロードバランサーが利用する、プライベートLANに設定したIPアドレスの中で利用可能なIPアドレスを設定します。ここでは、10.0.10.2 を設定します。
- システムIPアドレス2:マルチロードバランサーが利用する、プライベートLANに設定したIPアドレスの中で利用可能なIPアドレスを設定します。ここでは、10.0.10.3 を設定します。
「05 確認」タブで設定内容を確認し「設定する」をクリックします。
リソースグループのステータスが「プロビジョニング中」から「プロビジョニング完了」になれば、クラスターを利用できます。
作成するノード数やサーバータイプによっては、リソースグループが「プロビジョニング完了」となるまでに時間がかかる場合があります。
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