ニフクラ Catalog:Anthos(GKE Enterprise) アップグレード
ニフクラ Catalogでは作成済みのクラスターに対してアップグレード操作を行うことで、Anthos(GKE Enterprise) バージョンのアップグレードが行えます。
アップグレードの仕様
- アップグレードは、Google Cloud: クラスターをアップグレードするのアップグレード手順に則り、
bmctl upgrade cluster
コマンドで行われます。 - アップグレードはクラスター全体で行われます。ノードプールやノードなどの単位で個別に別のバージョンへ変更はできません。
- アップグレードはインプレースアップグレード方式で行われます。そのため、アップグレード中はダウンタイムが生じます。
- マイナーバージョンのアップグレードは、1つずつ行う必要があります。例を以下に記載します。
- 1.14から1.15へのアップグレードは可能
- 1.14から1.16に直接アップグレードはバージョン飛ばしになるため不可能
- 1.14から1.16にアップグレードするには、1.14から1.15にアップグレード後、1.15から1.16にアップグレードで可能。
- アップグレードしたAnthos(GKE Enterprise) バージョンは元に戻せません。
- Anthos Service Meshを有効にしたクラスターは、Anthos Service Meshバージョンと互換性のないAnthos(GKE Enterprise) バージョンにアップグレードできません。
- ユーザークラスターのAnthos(GKE Enterprise) バージョンは管理クラスターより新しいバージョンへアップグレードできません。管理クラスターから先に新しいバージョンにアップグレードしてください。
- 管理クラスターのAnthos(GKE Enterprise) バージョンは、ユーザークラスターと同じか、1つだけ新しいマイナーバージョンである必要があります。
- アップグレードの前にプリフライトチェックを行います。プリフライトチェックに失敗した場合、クラスターのアップグレードは続行されません。
プリフライトチェックの詳細については、Google Cloud: プリフライトチェックについて理解する を参照してください。 - アップグレードの実行結果はイベントで確認できます。
- アップグレードをする前に、Google Cloud: クラスターのアップグレードに関するベストプラクティス を参考にアップグレードの計画と準備を実施してください。
注意事項
- 状況によりアップグレードに失敗する場合があります。事前にデータのバックアップを取得することを推奨します。
- クラスターのアップグレードに失敗した場合、クラスターの再作成を行う必要があります。
- クラスターを構成するノード数によって、アップグレードにかかる時間は変動します。
- アップグレード後にクラスターで動作するアプリケーションが正常に動作するかは、アプリケーションの仕様やKubernetesの設定に依存します。
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