ニフクラ マルチロードバランサーv1:オプション
こちらはマルチロードバランサーv1のページです。マルチロードバランサーv2の技術仕様/制限値につきましてはこちらをご覧ください。
SSLアクセラレーター
通信データの暗号化・複号化処理を専門に行う機能です。
今まで利用者がサーバーごとに適用していたSSL証明書を一括してロードバランサーにて適用することが可能になり、サーバーの処理負荷も軽減できます。
注意事項
- SSLアクセラレーターを利用するには、あらかじめ、コントロールパネルより新たにSSL証明書を作成しておく必要があります。
- SSLアクセラレーターで使用するSSL証明書を選択するときは、同じリージョンでのみ選択可能です。
SSLアクセラレーターに設定可能な証明書
アップロードされた証明書
お客様がアップロードされたSSL証明書については、下記条件を満たすもののみSSLアクセラレーターに設定可能です。
- 証明書・キー(秘密鍵) の鍵長が「2048bit」もしくは「3072bit」であること
- CA(中間証明書)の鍵長が「2048bit」「3072bit」「4096bit」のいずれかであること
- 鍵暗号の種類が「RSA」であること
- Common Name が設定されていること
- 秘密鍵にパスフレーズが設定されていないこと
ニフクラで作成された証明書
ニフクラで作成した証明書については、下記条件を満たすもののみSSLアクセラレーターに設定可能です。
- 数量が「無制限」であること
(ニフクラで作成した証明書をダウンロードし、アップロードした場合も本条件が適用されます。)
SSLアクセラレーターでサポートされるプロトコル
SSLアクセラレーターでサポートされるプロトコルは以下の通りです。
マルチロードバランサーのバージョン | プロトコル |
---|---|
1.1 | TLS 1.1 TLS 1.2 |
1.2 | TLS 1.1 TLS 1.2 |
1.3 | TLS 1.1 TLS 1.2 |
- なお、サポートされるプロトコルはすべて標準で有効であり、使用するプロトコルを選択することはできません。
Cipher Suiteの選択優先順位
SSLアクセラレーター有効時にはクライアントとマルチロードバランサーの間でTLSセッションが確立されます。 セッション確立のシーケンスの中で、利用されるCipher Suiteのネゴシエーションが行われます。 その際マルチロードバランサーは、クライアントから提示されたCipher Suiteのリストのうち、自身もサポートするCipher Suiteを以下の優先度で選択します。 (上に示すものほど優先度が高く、クライアントが提示するCipher Suiteのリスト内の順序に依らず、優先的に選択されます。)
- 2021/2/25 以降に作成またはSSLアクセラレーターの設定を変更したマルチロードバランサーの場合
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
- 2021/2/25 以前に作成されたマルチロードバランサーの場合
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
セッション固定
ソースIPアドレス、または Cookieを元にセッションをサーバーに固定します。
項目 | 内容 |
---|---|
固定化の方式 | ソースIPアドレス Cookie |
セッション保持時間 | 3~60分 |
設定範囲 | ポートごとに設定可能 |
sorryページ
すべてのサーバーのヘルスチェックが失敗している場合に、指定されたURLへのリダイレクト(HTTPステータスコード 302 による応答) を行います。
項目 | 内容 |
---|---|
待ち受けポート | HTTP HTTPS (ポート番号は任意の値を設定可能) |
レスポンスコード | 302(リダイレクト可能) |
設定範囲 | ポートごとに設定可能 |