OVM
OVMの技術仕様/制限値について記述します。
仕様書
OVMの仕様は、仕様書に記載された内容が優先されます。
OVMサーバー
OVMサーバーは、サーバータイプ、ディスク、OSを組み合わせて、作成できます。
サーバータイプ
18種類のサーバータイプから選択できます。
構成の上限
OVMサーバー | |
---|---|
提供タイプ、メモリ、CPU | 「サーバータイプ」を参照。 |
コントロールパネル | 連携なし |
HA機能 | 標準提供 ※ ただし、切り戻し作業の可能性あり。 |
HA後完全復旧作業時間 | 13:00~16:00 / 20:00~23:00 HA発動後の2営業日後、上記時間に完全復旧メンテナンスを実施します。 |
ディスク |
|
選択可能なOS |
※1 ライセンスは、エンドユーザーライセンス条項および製品使用権説明書等ライセンス説明ページに記載されている条項が適用されます。
Oracle Linux インストール済みモジュール一覧
スタンバイサーバー
- 作成済みのOVMサーバーおよびOVMディスクを作成元として、スタンバイサーバーを作成できます。
- スタンバイサーバーはお客様の申請によって切り替えられます。
- お客様が別途取得したバックアップデータと、切り替え後のスタンバイサーバーを利用し、サーバートラブルからの復旧時間を短縮できます。
Oracle RAC・SEHA構築時の必須オプション
Oracle RAC・SEHAの構築には、以下オプションの選択が必須です。
サーバーセパレート
- サーバーセパレートを指定されたサーバーは、異なる物理サーバー上で稼働するため、可用性が向上します。
Oracle RAC・SEHA 向けディスク・ネットワーク設定
- 本設定を実施したサーバーからスタンバイサーバーは作成できません。
- OVMサーバーに共有ディスクとインターコネクト用ネットワークインターフェースを作成します。
- インターコネクトネットワークに利用するプライベートLANが別に必要です。
- インターコネクト用ネットワークインターフェースはインターコネクト・ネットワークに接続します。
- 共有ディスクは2台のサーバーから同時に読み書きできます。
- 共有ディスクは、OSインストールディスク以外の3本を指定できます。
提供リージョン
本サービスはeast-1リージョンで利用できます。
対応可能なソリューションサービス
ソリューションサービス | OVM環境での利用可否 |
---|---|
WAF(攻撃遮断くん) | ○ |
L7ロードバランサー(Ivanti Virtual Traffic Manager) | × |
サーバー向けクラウド型セキュリティ(Trend Micro Cloud One – Workload Security) | ○ |
バックアップ/セキュリティサービス(Acronis Cyber Protect Cloud) | ○ |
ファイル転送ミドルウェア(HULFT) | ○ |
ウイルス・スパイウエア対策(ESET Server Security) | × |
Gitlab Enterprise Edition | × |
統合ネットワークサービス(IPCOM VE2シリーズ) | × |
ジョブ管理ミドルウェア(Systemwalker Operation Manager) | × |
Windows Server向けサポートデスク | ○ |
注意事項
- Oracle DatabaseライセンスのBYOLが可能なのは、OVMサーバーのみです。
- 本サービスに申し込んでも、ニフクラのサーバーにオラクル社の許可なくOracle Databaseのライセンスは持ち込めません。
- 弊社ではOracle製品を搭載したサーバーの「稼働環境」のみを提供しています。BYOLするOracle Databaseライセンスは、利用者の責任であらかじめ、その許諾内容を確認し適切に使用してください。
- ニフクラOVMの利用には、プライベートLANが必須です。あらかじめ作成してから申し込んでください。
- ニフクラOVMは、ニフクラ品質保証制度(SLA)利用規約に基づく保証の対象外です。
- 本サービスの料金は月遅れ請求です。
- ニフクラを解約する前に本サービスの契約を解除してください。
- ニフクラOVMサーバーのみでは、インターネットへ接続できません。
- インターネットへの接続は、ニフクラの各種機能を組み合わせて対応してください。
- コントロールパネルとは連携していません。サービスメニューの実施は、ニフクラOVM 利用申請フォームから申し込んでください。
- サービスメニューの実施による影響はニフクラOVM(Oracle Database利用環境) サービス仕様書を確認してください。
- 本サービスのメンテナンス、並びにそれに伴う影響は仕様書に記載しています。通知と合わせて、ニフクラOVM(Oracle Database利用環境) サービス仕様書を確認してください。
フィードバック
サービス利用中のトラブルは、ニフクラサポート窓口にお願いします。
お役に立ちましたか?